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つくも神さん、お茶ください

つくも神さん、お茶ください

つくも神さん、お茶ください

作家
畠中恵
出版社
新潮社
発売日
2009-12-22
ISBN
9784104507115
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つくも神さん、お茶ください / 感想・レビュー

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エンブレムT

常日頃から「何匹か欲しい」と思っている『しゃばけ』の『鳴家』が表紙にいるー!思わず手にとってしまったじゃないか。なんて卑怯な本なんだ(笑)日本ファンタジーノベル大賞での受賞の言葉を含め、いろんなところからかき集めた状態の初エッセイ本。う~む。ご本人が訴えるとおり、エッセイ苦手なんだろうなぁ。読んでても悪戦苦闘してる様が伝わって来ましたwでも、本を「家」として、読者を「客」として扱っているという考え方には妙に納得。彼女の作品の読後に残る「ほっこり」感は、居心地の良い家でくつろいだような感じですもんねー。

2010/08/13

優希

とても可愛いエッセイでした。好きな本や音楽、日常のことを楽しく語っています。江戸っぽい語りが気になりますが、それが畠中さんらしいと思いました。

2024/08/08

ちはや@灯れ松明の火

一冊の本が書き手の建てた一軒の家ならば書籍犇めく書架はマンモス団地。今回は図書館というアポを取り畠中さん家にお邪魔することと相成りました。ははあ、やっぱり居ますね鳴家、客人が珍しいのか物陰から興味津々にこっち見ています(あ、お茶うけの砂糖掛け白玉見てんのか彼等、でもやらんぞ)。で、とりとめなく雑談、好きな本や映画、物語の中の美味しそうな食べ物や中国食道楽の旅に江戸の町散歩、そしてやっぱり妖の話。方向音痴やガチガチの肩凝りには親近感を抱いてしまいましたよ。畠中さん、今日はありがとうございました。

2010/01/28

nyanco

『本の道に足を踏み入れたるあらまあ』の章が面白かった。『読む』のは、書き手が建てた『本』という家を本を訪問する行為で、そこへ行きつくための道が『書店』という例えが面白い。訪ねれば喜んでドアを開け、もてなしてくれる家もあれば、「我は理解されない」とぼやく家もあり。外つ国生まれのものは『ホンヤクシャ』なる通辞に来てもらっていたり…と、この畠中さんらしい表現がとても楽しい。いつも通りの家鳴たちのイラストが可愛い。やや散漫な感じもありましたが畠中さんの人柄や暮らしぶりが解り楽しめました。

2010/01/08

あつひめ

畠中作品初心者の私。手元にしゃばけも用意しているにもかかわらず、先にこちらを読んでしまった。どんな作家さんなのか気になって。エッセイと言うと小説では見られない姿を自分で暴露する…イメージがあるけど、この方のエッセイはなかなか本性が透けて見えない。まぁそこも面白かったですが、本を読んで出てきたものを作ってみる…白玉にははまりました。そして、エッセイを読んだ感想は…なかなか笑いのツボを心得た作家さんだということがわかりました。これで落ち着いてしゃばけに…と思ったけど「アコギ・・・」を開いてしまった…。

2011/08/27

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