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すえずえ しゃばけシリーズ 13

すえずえ しゃばけシリーズ 13

すえずえ しゃばけシリーズ 13

作家
畠中恵
出版社
新潮社
発売日
2014-07-31
ISBN
9784104507191
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すえずえ しゃばけシリーズ 13 / 感想・レビュー

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文庫フリーク@灯れ松明の火

『すえずえ』とは、これから先。将来。行く末のこと。巻頭の説明に添うが如き各章タイトル。祝言は何年か先になるものの、まずはめでたく婚約が成った「栄吉の千年」そして「おたえの、とこしえ」で活躍した若だんなに、持ち込まれた沢山の縁談話の中から見合い相手が三人。強引な仲人に連れられた妙齢の女性三人を撃退したのは、離れの妖達と、未だ十歳にもならぬ中屋の於りんちゃん。将来、気が変わらなかったら、と条件付きながら、長崎屋の許嫁となった於りんちゃん。この「仁吉と佐助の千年」のすえずえには病気では無く、恋心で動悸が激しく→

2014/08/10

myunclek

若旦那と妖たちとの楽しい生活も永遠じゃ無いんだと気付かされ、少し切なくなりました。悲しい別れだけは見たく無いけれど「しゃばけ」シリーズは、まだまだ続きそう。期待してますよ!

2015/05/05

紫 綺

しゃばけシリーズ第13弾。今回はちょっと若だんなが頑張った!!妖と関わる将来、仁吉、佐助の二人の兄やたちの若だんなとの将来への考え方など、未来への前向きな展望に今後がまた面白くなりそう♪

2015/01/18

のっち♬

栄吉と一太郎の縁談を契機に妖達も未来を考える5篇。『栄吉の来年』は前作の『こいさがし』に比べるとやや地味。一太郎がアクティブに冒険する『おたえの、としこえ』、縁談で兄やが今後を問われる『仁吉と佐助の千年』は意表を突いた視点で一太郎の成長を描いている。『寛朝の明日』『妖達の来月』は、社会に居場所がないことから罪を犯す妖が扱われる。場久は能力だけで融通の効く存在であるが、絡むと移民問題や社会的弱者の自己実現といった現代社会的テーマに飛躍的に近づく傾向がある。力感が減退して包容力が強く、新展開を予感させる一冊。

2023/12/28

ひめありす@灯れ松明の火

すえずえを末々と書けば世も末、縁も末、もひとつおまけに命の末。良くない事ばかり想像してしまう。据え据えと描けば何も変わらぬご様子で、それはそれで良いけれど、でももう子どもじゃない若旦那にとってそれは本当に良い事だろうかね。吸え吸えじゃ呼吸困難の病人だし。だから書きたいのは末じゃなくて未来の事。未だ半人前で。未だ病弱で。心配性の兄や達だから幾つ未だを足しても足りはすまい。未だ定まらぬ事ばかりだけれど、それでも先の事を思うのは胸が躍るね。末広がりに未来も期待と書けばほら、末の字も笑う。十七の春から目が離せない

2015/05/24

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