べっぴんぢごく
べっぴんぢごく / 感想・レビュー
らむれ
きょうてぇ、きょうてぇわぁ。とつい岡山弁になってしまう。容姿に翻弄される因果な女たちの物語、絢爛たる闇の物語。出てくる美女たちやダメンズは押しなべて野性的。こんな人もいるのか、と驚愕すると同時に日々私を取り巻く色々な箍が外れたら…もし、そこに私が生まれていたら、彼女たちのように欲望だけに従って生きていたかもしれない。そう思うと背筋が冷たくなる。常識、世間体、法律、、人間は様々な方法で自身を律していかないと、野生に戻ってしまうのかもしれない。
2015/05/25
カピバラ
うすら寒い小説。怖かった・・・美貌の子と醜女が交互に生まれる宿命を負った一族の話。娘、母、祖母、祖父母・・・となったシヲの考えが最後までわからなかった。
2015/08/10
n.urabe
ドロドロとした血の輪廻。妬む気持ち・男に溺れる色気違い・つきまとう死霊達。あまりにも気持ち悪い世界観に、なぜかのめり込み半日で読了。この不思議な気持ち悪さ。す・・好きです(笑)
2013/09/11
かごめ
官能因縁怨念ホラー。明治から平成に繋ぐ淫乱のDNAをもった女たちの壮絶な人生。それにしても、徳川家の男や某家の男は側室もたくさんいたのに、なぜ女だけ淫乱と言われるのだろうか?このどろどろ感、夏はホラーが向いているなんて思えなくなる。
2014/08/11
芍薬
こっ怖すぎ。呪われた女家系の歴史。綿々と続く因果と女の業 女であるとは美しくも厄介なものですね。美人は特に。
2012/02/25
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