私が語りはじめた彼は
私が語りはじめた彼は / 感想・レビュー
AICHAN
図書館本。三浦しをんの直木賞受賞作品。史上初めての20代での受賞だった。しょっぱなから驚きつつ読んだ。構成、情景描写、心理描写の巧みさに舌を巻く。直木賞の凄さ、三浦しをんの凄さをあらためて実感した。
2020/02/18
扉のこちら側
初読。一人の男性を巡る連作短編集。読了後の、不思議な虚しさはなんだろう。嫌な気分ではない。
2010/02/04
taiko
大学教授村川を巡り、係わってきた人達の連作短編集。 当の村川はほぼ登場せず、本人の気持ちはまるで分かりません。 ただ、とにかくモテる人らしい。 家族がありながら、不倫をし、新しい家族を作る。 でも、村川の魅力は伝わってこなかった。 なので、村川を忘れて、それぞれの登場人物に没頭して読みました。 自分の意思を初めて貫いた婿養子の男の話「残骸」、親の離婚に苦しみバイクに乗るようになった少年の話「予言」が好みでした。
2019/06/22
mikea
村川という一人の男の家族・周囲の語りで話が進んでいきますが、重苦しい雰囲気はなんだかミステリーなのか?と思ってしまう感じで落ち着かない。一人の男の行動、その男を愛する女の行動が・・・家族たちの心に泥を塗り固めていくような怖さを感じました。人を愛したり、愛されるって、どういうことなのって問いかけられている感じです。
2011/03/04
扉のこちら側
再読。2014年168冊め。8年ぶりに読み、また気だるい読後に浸っている。黄昏時に読みたい本。
2014/03/01
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