過剰な人
過剰な人 / 感想・レビュー
akira
まちライブラリー府立大本。 齋藤孝先生によるドストエフスキー本の解説本。今後ドストエフスキーの作品群を読んでいくにあたりはずみにできればと考えたが、正解だった。 昨年カラマーゾフの兄弟の兄弟を読んだ時、名作とは思えない泥臭さに驚いた。だがそれは、自分の『名作観』がちがっていたのだと気づく。どこまでも人間が本来持つものを描ききったもの。人間は本来苛烈で、信じられないほど複雑なのだと。 「胸の奥にどうやっても解消させることができない『やりきれなさ』を抱え込んだ人間こそ、ドストエフスキー的世界の住人だ」
2019/12/30
プヨ
ドストエフスキーの小説に出てくる人たちは確かに過剰な人ばかりだ。結構笑いながら読めた。スタヴローギンの評価がもちょっと高くならんかな~ <メモ>意味のない単調な仕事→人間が最も耐えられない状況。人間の最大の特徴→どんなことにも慣れてしまえること。クセの技化→人間観察を深め、過剰な部分を楽しむ
2010/01/18
eritaro
まず作品を読んでからの方が楽しめると思います。ドストエフスキーの一つの魅力を分かりやすく解説してくれています。
2009/06/25
ixy828
ドストエフスキー作品をより味わえます
2008/12/31
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