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犬の掟

犬の掟

犬の掟

作家
佐々木譲
出版社
新潮社
発売日
2015-09-18
ISBN
9784104555109
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犬の掟 / 感想・レビュー

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starbro

前作の異色作「砂の街路図」(一般的には不評)とうって変わって、本作は佐々木譲らしい警察小説です。テンポも良く476P一気読みしました。但し、犯人の設定に多少無理があるのと、前半は半グレをうまく書いていたのにも関わらず、事件には結果としてあまり絡まなかったのは、もったいないかも知れません。期待が高い作家なので、次回は年間BEST10に自信をもって推せる作品をお願いします。

2015/11/04

いつでも母さん

やはり佐々木譲は『警察小説』だ!掴みはOK!だが今作はそこからが長く、ストーリーも今一つ・・か(読解力の無さにため息)で、ラストまで所轄や捜一の動きが、緊迫の40時間とは云うもののテンポが悪い気がした。そうして、このラスト。同期の絡みも、もの足りないし犯行の動機が弱い!特に門司を葬るくだりはわからないわ~どうした!佐々木譲って感じ。「俺は警官を撃てる」「お前が警官なら、迷わず撃て」ったってねぇ(汗)まさかの犯人だったのだけれど、松本刑事は辛いね。だが、最後の『8行』は私の好きな佐々木譲の世界だった。

2015/10/11

タックン

暴力団の幹部が射殺されそれを同期2人が所轄と本庁の両面から追う警察物語。表・所轄刑事は事件そのものを抗争関係から追い、裏・本庁刑事は過去の事件から追う。最後まで表側と裏側の両面から交互で事件を追う描写が延々と続き思わせぶりの伏線だらけでちょっと飽きてしまう嫌いがあるが、二組の捜査が交錯したとき浮かぶ事実は衝撃的。結局は法で裁けないほどの悪はどう裁けばいいのか?幼少時代の心の傷はなかなか癒せないってことなのかなあ?最後が悲しかった。 最後にきて題名に納得。なかなか読み応えのある警察物語だった。

2016/02/29

ケイ

動機や心情の変化などは説得力に乏しい最後なのだが、9割までは楽しく読めたので、これもいいかもと思う。

2015/12/07

high

[16-308-005]<このミス2015/19位>暴力団員の射殺事件を捜査する所轄刑事と、警察関係者の犯行を疑う警視庁の特命捜査をする刑事。事件が起きて40時間。早期解決ではあるが、同僚まで殺害する犯人の心情がいまいち理解できなかった。内田絵美はどこまで知っていたの? やはり魔性の女なのか…?登場人物が多いので、相関図を書きながらの読書をおすすめします。(2016/01/15)

2016/01/15

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