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沈黙法廷

沈黙法廷

沈黙法廷

作家
佐々木譲
出版社
新潮社
発売日
2016-11-22
ISBN
9784104555116
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沈黙法廷 / 感想・レビュー

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starbro

佐々木譲は、新作中心に読んでいる作家です。著者にしては珍しい法廷劇、分厚かったですが557P一気読みしました。法廷の場面はそれ程多くなく、後妻業、ラブストーリー、貧困と色んな要素が含まれていて楽しめました。ただタイトル程は沈黙していませんでした。また現実的には、本件のように状況証拠だけでは立件しないと思います。一度は、裁判員をやってみたいと考えていますが、未だに声がかかりません。どうしてなのかなぁ?

2017/01/18

いつでも母さん

佐々木譲は好きな作家。今作、そこそこの厚さの単行本。(お値段もかなり・・汗)だが、その厚さの分、期待値を上げ過ぎたか自分。佐々木作家の描く堪える男がずーっと好きだった私としてはちょっと残念な仕上がりになっていた。『中川綾子』『山本美紀』・・たぶんまだまだ本当にいそうな女性で、「きをつけなはれや!」って言いたくなるけれど、どうにも消化不良感が大でならない・・

2017/01/25

🐾Yoko Omoto🐾

佐々木作品初読み。資産家の独居老人の殺害容疑で起訴された山本美紀。フリーのハウスキーパーとして生計を立てる彼女に、過去にも客先との金銭授受や不審死があったとわかり疑惑が深まっていく。作風なのか、仮想の余地を与えないような余りにも細かすぎる情景描写には辟易で、前半は冗長な印象。だが後半は一転、仔細な法廷描写に息を呑む展開に。刑事、検察、弁護士のキャラ立てをほぼ皆無にすることで、被告人の人物像と裁判の行方が強く印象付けられている。他人に知られたくない過去を持つ人間のよすがとは何か・・そんな問い掛けが残る作品。

2017/09/09

あすなろ

うむ、なんか惜しいと感じてしまう557頁にも及ぶ作品。語弊恐れずに記したが、悪くはない。否、良い部類。でも、佐々木氏作品ならもっと期待してしまうではないか?しかも、題名が気を惹くので。換言したら、一気読み出来そうで出来ないという感じ。内容も良い。掛け違いと勘違いさせるに足る被疑者の過去と警察所轄の争い。いいのだがなぁ〜。うーむ。

2017/01/23

OCEAN8380

法廷小説は初めて読みましたがリアルで読み応えがあり面白かった。佐々木譲さんの作品また読んでみたい。

2016/12/28

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