青空チェリー
青空チェリー / 感想・レビュー
りんご
中高生の頃山田詠美さんよく読んでました。ちょっとその感覚を思い出した。チェリーは上手に描いてる企画・露出もの。いいと思います。なけないこころは上手に描いてる3P、と見せかけて初恋。ズルいねえ。最後は戦争。性と生ってとこかしら。やっぱり初恋はズルい。エッチなのも大好物だけれど、尊い話が読みたくなってきた。
2023/09/23
takaC
文庫版『青空チェリー』とは別物だと聞いていましたが、こんなに違うとは思いませんでした。これはこれで文庫化してくれれば買うかも。(笑)
2011/03/06
らむり
短編3作品で、表題作が特に面白かった♪。爽やかに下品な青春小説。
2013/01/07
星野
女のためのR18文学賞。今まで読んだ豊島さんの作品の中で一番印象強く残ったかも。どれも若者、な女の子のフラットなのに純、ないじましさがきらめいていて良いと思う。どれも良かったけど、『ハニィ、空が灼けているよ』が一番好きかなあ。‘自分が小さくても弱くても、未来が限られたものであっても。あたしたちは心地よくあるすべを知っている。・・・と、思う。’
2010/05/29
おぎわら
02年のR-18文学賞1回目読者賞の表題作他2編を収録した短編集。豊島ミホの原点だ。今は違うがこの文学賞の趣旨は官能系を書ける女性作家の発掘だったためそういうテーマを扱ってはいるが、仕上りはタイトル通り爽やかな青春小編だ。2作目はR-18作家らしいものをと書かされたのだろうが、その後の豊島作品の特徴となる屈折した情念が既に現れている。ハニィ…がこの中で一番著者が描きたかったものだろう。大胆な虚構を置きながら描かれるのは日常。舞台を回す者と踊らされる者、両者に愛を感じその狭間で揺れる主人公の心情が胸を打つ。
2017/05/01
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