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水を抱く

水を抱く

水を抱く

作家
石田衣良
出版社
新潮社
発売日
2013-08-22
ISBN
9784104595068
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水を抱く / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

当たり前ですが衣良さんらしい作品で40のオッサンが読むにはいささかヘヴィでした。体力というか気力というか、とにかくスッと流れに乗って読めない痛々しい作品でした。ここまでひたすらまっすぐにひたむきにピュアな愛を無償で貫く主人公「俊也」に最後まで違和感を拭いきれず、ミステリアスな美女「ナギ」の自由奔放ぶりも、やっぱりイライラしか残らず、フィクションとはいえあまりにも色んなコトが現実離れし過ぎに感じ、最終的には「衣良さんだから、仕方ない?か」と自分におさめてしまいました。石田エロスの品が薄れてしまったかなと。

2016/02/18

まーしゃ

★★★★☆池袋ウエストゲートパークの作者、石田衣良の作品。こちらも読友さんを参考に読んで見ました。ミステリーな部分も官能な部分もあり面白かった。主人公伊藤は極々普通のエリートサラリーマン系、ナギは業を背負って幸せにはなってはいけないと心神的な圧迫よりセックス依存?なのかその二人の駆け引きにありがちな変態の医師が絡んで来る形で終盤は若干の消化不良はありな感じは否めなかった。それなりに読破。震災の絡みに賛否両論あるみたいですが私はありだと思いました。

2017/02/22

Yuna Ioki☆

1101-304-1 石田衣良作品初読みではないが初登録。読んだのは遥かに昔だったけれど、こんな文章書く人だったかなって印象。これを純愛というなら普通の人の恋愛経験値なんてないにも等しいわ(¯―¯٥)確かに俊也みたいなMな男は苛めたくなるのは当然か?(笑)一見どSなナギが超どMだったのにはワロタ(笑)登場人物のほとんどがイタイけど1番イタイのはストーカーさんでした(笑)なんでもかんでも震災に絡めないで欲しいと思う。

2015/08/01

美登利

石田さんは好きな作家さんなので、ほぼ作品は読むのですが、これはちょっとなあ。官能的な小説は他にも書いてらっしゃるし、その部分については特に違和感がなかったけれど。依存症になってしまった凪の理由と原因の元となった話が頂けない。確かに震災で亡くなった人は全員が善人ではないとは思うし、このような事件も有ったのだろうと思うけれど。もっと違う理由であったならば、倒錯していく、凪と俊也と医者との関係もそんなもんだと読み物としては楽しめたのにな、残念。時代を生きる若者たちを取り上げて書くのが上手い石田さんだけに。

2014/08/03

そのぼん

強烈・・・。一人の奔放な女性と出会ったことで今までの生活が徐々に変わっていく男性が主人公でした。いわゆる官能小説で性描写もかなり濃厚に描かれていました。何だか優柔不断な主人公も奔放すぎる女性も両方とも好きになれなかったので、読み終わってみて微妙な気分になりました。途中から出てくるストーカーの正体を知ったときも『そうなのか・・・』の一言で終わってしまいそうな感じでした。こういうストーリーなら、大石圭の作品の方がすきかな、と思いました。

2014/01/04

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