KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

午前零時

午前零時

午前零時

作家
鈴木光司
出版社
新潮社
発売日
2007-06-01
ISBN
9784104595518
amazonで購入する

午前零時 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

キンモクセイ

午前零時に何かが起こるという短編集。不思議な話が多いが、えっ?ちょっと意味がわからないというような作品もある。鈴木光司さんの「ハンター」は謎めいていて面白かった。恩田さんの「卒業」は、少女たちは何から卒業できるのか?ホラー映画みたいだった。貫井さんの「分相応」は読んでいて腹が立って、なんて馬鹿な男だろう。読んでいて凄く嫌な気分。「午前零時のサラ」が切なくて悲しいけど、良かったな。

2019/07/18

MINA

のほほんとした穏やかな作品集かと思いきや・・・。夜中の暗い最中の時刻、午前零時。不穏な話が多いなぁ。恩田陸の話なんてホラーじゃないか…?<冷たい手>はとても哀しく切なかった。色々自分の未来に葛藤しつつも、やっぱり母親の最期の手を握っていてあげたかったね。<分相応>は、美人の奥さん裏切りやがって…とまぁ分不相応に戸惑う男の気持ちも想像出来るけれど。要は覚悟が足りないんだって。<箱の部屋>はすごく共感。<午前零時のサラ>は危うく泣きかけた。辛すぎる…!ラストは流石の石田衣良さん。唯一のほのぼの気分での終わり。

2014/03/04

のぼる

1年7ヶ月前に同じ題名でサブタイトルが違う作品を既読。 シリーズだったんだと読み始め、徐々に前作と似ていると感じる。 ほぉ〜、それぞれの作家が作品自体もシリーズで書いてるんだ、珍しいなと思ったが、やはり徐々に違和感。以前読んだのが文庫本で、これがその単行本でした。ジャンジャン(T_T)

2019/05/06

MINA

1年ちょい前に再読だった今気付いた。背筋がちょっと凍るような感じが多かった。岩井志麻子の<死神に名を贈られる午前零時>が想像したら一番おっかなかったかな。病院とも牢獄ともつかない所で手枷足枷で体中虫に食われて目もくり抜かれて…想像したらちょっとね…。恩田陸も怖かったけど。蝶々の機械音が聞こえてきそうだった。<悪魔の背中>は鏡から悪魔召喚って星新一思い出した。<ゼロ>は多分前回読んだ時は理解できなかったけど今回再読して永遠に過去⇔現在の途方もないループか…と。他はまぁ前回も感想で書いてあるからもういいか。

2015/05/13

のりオバ

いろいろな有名作家さんの「午前零時」を題材にした短編集。「0時」という時間よりも「霊」や「フシギなもの」「邪悪なこころ」に関係したものが多かったような気がします。長編小説でも面白い作家さんのお話はやはり、感動もするし惹き込まれました。飼い犬の主人を思う健気さに涙が出たり・・・。それに反して、まったく意味が掴めないお話もありました。全体的には面白さ半分、意味不明なのが半分でした。辛口ですみません💦

2021/03/08

感想・レビューをもっと見る