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ホワイトラビット

ホワイトラビット

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作家
伊坂幸太郎
出版社
新潮社
発売日
2017-09-22
ISBN
9784104596072
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ホワイトラビット / 感想・レビュー

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starbro

伊坂幸太郎は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者の意図した人質立てこもり事件の決定版までの出来ではありませんが、安定の伊坂ワールドです。兎、猪、ハリネズミ、鼠、猫等、動物?が沢山登場します。本作は、レ・ミゼラブルのオマージュ小説でもあるのでしょうか?

2017/10/02

ウッディ

仙台市内で発生した人質立てこもり事件。犯人の白兎は妻を監禁され、被害者家族の父は空き巣犯で、息子は殺人犯で、母は息子を庇って死体遺棄とハチャメチャな設定ながら、数々の伏線をきちんと回収され、収まる所に収まってしまう伊坂ワールドでした。オリオオリオのオリオン座へのこだわりやレ・ミゼラブルに関する会話のやり取りなど、クスッと笑えるやり取りがちりばめられていて、どこを切っても伊坂幸太郎の小説でした。ただ時間が行きつ戻りつしたせいか、読んでいて疲れてしまったのが、残念。

2018/10/27

ヴェネツィア

伊坂幸太郎の作品群の中では『マリア・ビートル』や『オー!ファーザー』と並ぶ荒唐無稽さを継承する。犯罪小説なのだが、例えばパトリシア・コーンウェルなどの一連の緻密な手法とは正反対の路線といってよい。また語りの方法も、あえて『レ・ミゼラブル』に準えつつ、19世紀型の全てを知り登場人物の全てを支配する神の視点というスタイルをとる。そのことによる時間軸の前後関係のねじれが、小説に一種奇妙な感覚を付与しているのである。また、主人公たちの惚け具合が小説世界を深刻さからはほど遠い軽妙な世界を構成する作品。

2021/03/22

うっちー

難しい!でも伊坂さんらしい作品

2017/10/24

ぱるぷ

★★★★☆ 仙台の高台の家で、人質立てこもり事件が……予測不能な展開でビックリ‼︎ 場面が変わる語りが新鮮で、相変わらず黒澤さんクールでカッコよし‼︎

2017/09/24

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