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いっぽん桜

いっぽん桜

いっぽん桜

作家
山本一力
出版社
新潮社
発売日
2003-06-01
ISBN
9784104606016
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いっぽん桜 / 感想・レビュー

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コージー

四つの話、どれも良かった。いっぽん桜の長兵衛の、悔しい気持ちは痛いほどわかる。そして彼に寄り添う妻と娘の気持ちの、立派なこと。一力さん、もっともっと読みたくなった。

2014/12/30

あずま

最初の話がいちばんよかったです。なんか読んだ事ある文章だと思ったら、センター試験の演習問題に出題されていました。そのせいか、洪水の場面が印象に残っています。大きな雛飾り、見てみたい。

2013/03/14

藤枝梅安

「いっぽん桜」は江戸第二の口入屋・井筒屋の筆頭番頭の長兵衛が、井筒屋の主人の隠居と同時に引退を迫られ、不承不承それに従い仕事をやめる。知人の魚屋に請われて帳場を引き受けるが、井筒屋時代のやり方から抜け出せない。いまだに「うちのやり方」と言ってはばからない。大雨で長屋が水浸しとなり、流木が縁の下の支柱に引っかかる事態となる。日頃長兵衛に小言を言われ続けている魚屋の棒手降り達が長兵衛の長屋にきて、窮地を救ってこれがきっかけで長兵衛はようやく「井筒屋の筆頭」という呪縛から抜け出すことができる。爽やかな人情話。

2009/07/13

菊谷

藤枝梅安さんがあらすじを書いてくださっているが、なかなかよかった。山本さんは題名のつけ方がうまいと思う。

2009/10/15

みょん

★★★ 季節柄、タイトルに惹かれて超久々の一力作品。ややコミカルなものから重めのものまで、中編四編収録。 まぁこんなもんだよな、という感じ。

2012/04/01

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