千両かんばん
千両かんばん / 感想・レビュー
紫 綺
山本一力作品で久々にワクワクした。主人公は飾り行灯造り職人、武市。現代で云うところの広告プロデューサーのサクセスストーリー。粋と縁起担ぎを重んじた不便ながら素晴らしい世界。
2013/12/21
BlueBerry
楽しみにしていたのだけど、ちょっと期待はずれだったかな。本線とはあまり関係ないことで話を延ばしている気がしたし、本線の看板の工夫に付いてもパッとしない内容なので意外性とかワクワク感もなかったのが残念でした。読み易いので難なく読みきれるんですけどね。
2013/08/26
ひっと
江戸の職人達の仕事ぶりが精緻に描かれておりまして、とても興味深く読むことができました。江戸のプロフェッショナル達が持っていた自分の仕事への誇りと、その誇りを原動力とした仕事への取り組み方には見習うべきものが多々ありました。単純に言えば、カッコイイのです。ワクワクしながら読み切りました。お話の締めくくりがサッパリしていて、それはもう潔いと言えるくらい。もう少し余韻を残してくれても、とも思うのですが、でも、この小説はこれがいいんだろうなあ。面白かったです。
2015/02/01
ジュール リブレ
山本一力さんの深川・人情ものの久々の長編!待ってました、なんだけど、ちょっと作りが雑かな。加賀あかねの赤い色をどうやって作り出したのか、その辺りが気になるなぁ。 前の作品からの登場人物も出てきてるから、もう少し顔が見えるようにして欲しかったのに…頑張ってください!!
2013/08/17
のぶひこ
「そう上手くはいかない」と意地悪を言いたくなるくらい展開が良い。 職人の心持ちはいかに。 時代も仕事も違うけど、今の自分も腕を売って生きているところがあるので、彼らの「正味」を少し学ばないといけないかもしれない。
2016/11/14
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