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長崎乱楽坂

長崎乱楽坂

長崎乱楽坂

作家
吉田修一
出版社
新潮社
発売日
2004-05-25
ISBN
9784104628025
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長崎乱楽坂 / 感想・レビュー

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ミカママ

吉田修一さまのファン第一人者を自称するミカママであるが、この作品は知らなかった。なるほどこんなのも描かれるのか、そしてこれは修一さまだから描けたのだ、という思いと。子どもは生まれや育つ環境を選べない。これは、その環境に呑まれて、不甲斐ない毎日を送る主人公の葛藤だ。そして男たちの狂瀾の時代、それを取り巻く女たちの化粧の匂い。派手な作品ではないが、贔屓の作家さんが書くとレビューも3割増になるのはわたしだけではあるまい。

2021/01/08

ゆみねこ

長崎のヤクザの家で育った駿と悠太の兄弟。人間は生まれ落ちる場所を選べないが、周りが全部ヤクザやチンピラだとどうなるのか。いつかはこの場所から出たいと思った駿、幼すぎてヤクザの影響が少なかった悠太。男たちの叫びと燃え盛る炎と言う結末。登場する男にも女にも魅力を感じられないのは私とは全く縁のない世界だからか。

2021/09/14

Syo

これも既読だとは思うけれども 凄いねぇ

2023/01/31

らー

冒頭、嫌悪感たっぷりの描写から始まったので、早々に読むのをやめようかとも思いましたが、読了。人は生まれてくる場所を選べない。子どもが子どもらしく育つことができない環境の中で生きていくのは、相当に厳しいのだろうと思います。ただヤクザの世界ではなくても、現実にはもっと酷い家庭があるのも事実。大人になった兄弟が、憎しみ合うのではなく、もう少し光を見いだせるようなラストだったら、こんなに気持ちが落ちなかったのに。

2018/10/31

チアモン

とても思い内容だったが淡々と読めた。主人公が最後まで報われなかったのはとても切なかった。長崎が舞台ということで言葉の言い回しが少し読みにくいところもあったが吉田さんのきちんとした文章や人物の描きかたが上手く言い作品だと思った。

2015/01/03

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