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冷蔵庫を抱きしめて

冷蔵庫を抱きしめて

冷蔵庫を抱きしめて

作家
荻原浩
出版社
新潮社
発売日
2015-01-22
ISBN
9784104689064
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冷蔵庫を抱きしめて / 感想・レビュー

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starbro

荻原浩の長編は結構読んでいますが、短編集は初読です。少なからず心の病を抱える人々が懸命に生きる様子がリアルに描かれています。8編の内、一番のおすすめは「ヒット・アンド・アウェイ」です。メンタル・クリニックが増殖していますが、予備軍も含めると人口の30%がメンタル面で病んでいるとのことです。なお荻原浩はさいたまの大宮出身ということが判明し、親近感を持ちました。

2015/02/19

barabara

あぁ、現代人って大変だ〜、と思いながらもあっという間に読ませてしまう荻原さん、さすがです。印象的なのがやっぱりDV野郎にボクシングで鉄槌を下す話、スカッとしました。義理の子に…って最早フィクションの世界ではないよね。悲惨な話があちらこちらで目にするけど、今回は見事にノックアウト。現実でもこうなればいいのに。全部読ませる話ばかりだったけど、個人的には情けない彼氏が有名人になるやつ(笑)!情けないあの芸風も鼻すん、も容易に目に浮かんで読んでて楽しくて仕方がなかった。満足!完

2015/02/27

いつでも母さん

好きな作家さんの一人。短編8作。あっという間に読了。読み始めは「あれ・・?荻原さんってこんな作風だった?」と思ったが、ちゃんと落とし所が待っていて安心した(笑)渾身の右ストレートはスカットしたなぁ。どの話もラストの一行がナイスでした。帯の『あ、ダメ、ダメだってわかっているのに、どうして同じことをー』ほんとにねぇ・・これが現代人の心の病気か。

2015/02/20

ナイスネイチャ

図書館本。現代病ともいうべきか?DV、摂食障害、対人恐怖症などちりばめた短編集。どれも自分自身との闘いかな?結構スッキリした読後感でした。

2015/07/22

紫 綺

過去にトラウマを抱えながらも、何らかの解決策を講じ、前向きに生きようとする人間を描く短編集の秀作。「ヒット・アンド・アウェイ」「それは言わない約束でしょう」が好みだった。装画も含め、いろいろと考えさせられる一冊。

2015/03/29

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