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脳と仮想

脳と仮想

脳と仮想

作家
茂木健一郎
出版社
新潮社
発売日
2004-09-22
ISBN
9784104702015
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脳と仮想 / 感想・レビュー

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おさむ

テレビでお馴染みの茂木さんですが、著作は初読。清少納言、夏目漱石や柳田国男、小津安二郎などの作品をときにモチーフにしつつ、「現実」と「仮想」の成り立ちを徹底的に考えた重厚かつ難解な論考でした。「考える人」に連載されていただけあります(笑)。小林秀雄賞というのも頷けます。

2016/07/13

踊る猫

愚直という言葉が似合うと思った。ストレートな言葉を好み、歯に衣着せぬ物言いでズバズバと脳のメカニズムについて、そして心が私たちに見せる現実と仮想という現象について切り込んでいく。その言葉は時に哲学や文学や民俗学といった学問に急接近し、ジャンルを縦横無尽に越境する。知的冒険のスリルが味わえる反面、その語り口が時に粗暴に働きやしないかともヒヤヒヤしてしまうが、彼の勇敢さや進取の精神は見習わないといけないなと思う。そして、果敢に敵を作って満身創痍になるスタイルも(いや、これは見習う必要はないかもしれないかな?)

2023/02/05

あっきー

⭐3 エッセイ風で取っつきやすく著者の考えを分りやすく知ることができた、どシロウトには理解できないヤヤコシイ本を書く人にはこんな解説本も同時に書いてほしいものだ、共感できる所は多かったが新しい刺激は少なめかな、三木茂夫という人が紹介されていて面白そうなので緊急確保した

2021/09/27

志田健治

(帯)そんなに文学的かなあ……。思い出しても、いまいち印象がないのはどうしてだろう。

2012/02/25

tk

縦横無尽。人にとっての世界とは自分が知覚しうる範囲での事象の集合であるという意味で、人にとって世界とは脳である。養老孟司の『唯脳論』を読んでみようと思った。

2011/05/31

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