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さまよえる古道具屋の物語

さまよえる古道具屋の物語

さまよえる古道具屋の物語

作家
柴田よしき
出版社
新潮社
発売日
2016-12-22
ISBN
9784104711055
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さまよえる古道具屋の物語 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

『そんな馬鹿げたことがあるんだろうか』ここで売られているのは大人が皆忘れてしまった物なのだなぁ。連作6作品、どこで繋がっていくのかと頁を捲るのも真剣。さすが柴田よしきだと納得しながら一気に読了。満足でした。私の前にも古道具屋さん現れないかな・・眼をこらすよ。そしてプロローグで泣かされた。

2017/01/18

ナイスネイチャ

図書館本。連作短編集で途中登場人物の多さと時間軸が把握出来ず、ペースが遅くなりましたが、後半から繋がってやっと理解。ちょっと不思議な世界観でしたが面白かったです。

2017/04/08

KAZOO

柴田さんの小説はいくつか読んでいるのですが、これはかなり変わっていると感じました。連作短篇をいくつかまとめて最後は一つの長い物語になっているという感じです。私は読んでいて、子供用のシリーズの物語の「銭天堂」を思い出してしまいました。これをもう少しブラックな感じの現実に近い物語に仕上げておられる気がしました。好き嫌いが分かれるような小説でしょうが私には好みの部類に入ります。

2018/03/03

まこみん

ある日忽然と現れ、消えている古道具屋。店主は忍者ハットリ君の様な人相で表情も年齢も男女さえも不明。1,2話迄はそこで買ったモノに寄るホッコリ系だったけど、3話以降は以前の登場人物が絡まり、不気味さや不穏さが漂ってくる。純粋な願いと邪な思惑。大人はどちらも心に兼持している。モノに寄って救われるか否かはその人次第。ラストのビリヤードのエピソードが温かいのに哀しい。

2017/03/20

ダミアン4号

少し不気味で心の温かくなる物語。アルバイトで糊口をしのぎつつ小説家を目指す青年がふと目に付いた古道具屋で奇妙な本を手に入れる…文章と挿絵が逆向きに印刷された自費出版らしき本…この本がきっかけで前々から気になっていたバイト先の同僚と親密になるが…投入口が塞がれた金色の豚の貯金箱、底抜けになったポケット付のエプロン、取っ手がとれてしまったコークスバケツ…年齢・性別不詳の古道具屋の店主に勧められるままそれらを手にした人々の運命は…私も先日、普段は通らない路地裏で古道具屋を見かけましたが…寄ってみようかな?(笑)

2017/03/22

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