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四角い光の連なりが

四角い光の連なりが

四角い光の連なりが

作家
越谷オサム
出版社
新潮社
発売日
2019-11-20
ISBN
9784104723065
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四角い光の連なりが / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

久しぶりに読んだ越谷さん作品。四年ぶりくらいです。一時期ハマって集中的に読んでましたが、すっかりご無沙汰気味になってました。サラサラと流れるような文章は相変わらず読みやすく、ストレスもかからずスムーズに読了できます。「列車」をテーマに展開される5つの話はどれも何か懐かしさが溢れており、ココロが穏やかになれます。個人的にはポーランド人夫妻と関わる話が好きで、昨今のコロナ禍だとなかなか遭遇しにくい出来事なのかなと。ふとしたトキに人間、誰もがちょっとしたココロの拠り所をもっておくべきなんだろうなと感じました。

2022/07/23

ままこ

人の温かさが心に沁みる電車をキーワードにした短編集。郷愁を誘うショートムービーを観てる様だった「やまびこ」とユーモアを交えながら少年の正直な気持ちを綴った「名島橋貨物列車クラブ」が良かった。タイトルと装丁の雰囲気も素敵。

2020/02/01

fwhd8325

私の贔屓にしている噺家さんの一人、入船亭遊京さんが、この中の作品に協力したという話を聞きました。最終章の「海を渡れば」です。思いのほか静かな物語だったので、遊京さんらしさが描かれているようでうれしく感じました。タイトルにある四角い光って何だろう。答えは見いだすことはできませんでしたが、それぞれの作品は単独の物語ですが、どこか奥底で共通している波のようなものを感じます。

2020/06/15

ゆみねこ

鉄道がキーになる5つの物語。「やまびこ」「タイガースはとっても強いんだ」「二十歳のおばあちゃん」「名島橋貨物列車クラブ」「海を渡れば」、どこかしらなつかしく、とても温かい気持ちで読了。心が疲れたときに越谷さんの本は良い癒しになる。お薦めです♪

2020/12/26

紫 綺

四角い光の連なり=列車だったんだ。意味深なタイトルの短編集。喜怒哀楽、悲喜交々、その土地土地の郷愁と共に、穏やかな気分になれる。「タイガースはとっても強いんだ」はダントツで面白かった!

2019/12/06

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