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あの映画みた?

あの映画みた?

あの映画みた?

作家
井上荒野
江國香織
出版社
新潮社
発売日
2018-06-29
ISBN
9784104731527
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あの映画みた? / 感想・レビュー

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starbro

私の好きな新刊を良く読んでいる二人の女性作家がテーマ毎に映画を語る対談集。取り上げられている映画を1/3も観ていないのが残念ですが、【ソフィア・ローレン=いい女】には賛成です。『〇〇〇〇〇、観た?』⇒『観てない!』残念!!!

2018/07/29

kinkin

いい女から老人まで10に分けての対談。女性作家さんらしい映画のチョイスを感じた。で、私の見たことのある映画は少ない。それでも大好きな映画『さらば冬のかもめ』の好きなシーンが語られていて嬉しくもあり。見たことのある映画が多いほど楽しめる本だと思う。読んでいて観たくなった映画『ハロルドとモード/少年は虹を渡る』監督はハル・アシュビー。『さらば冬のかもめ』とおんなじ監督だ。図書館本

2018/07/22

藤月はな(灯れ松明の火)

酸いも苦いも甘いも噛み締めた女性二人が「あの映画みた?」と四方山話。縦横無尽な映画話が楽しい。ジブリやディズニーが苦手なのは「子供らしさを失ったとして大人目線で描かれているから」という指摘は中々、的を得ていてフムフム。そして「嫌な女」で身勝手なのに中途半端に優しかったり、独善的でその正義感に迷いがない母親を挙げているのが何とも耳に痛い。女の宿命なのか、それは・・・。しかし、どこか抜けていたり、ちゃんとしきれない大人や子供達への目線が優しいのにほんわかします。「老い」での長所と短所への言及は身に詰まされる。

2018/10/19

のぶ

自分もかなりの映画好きなので、思わず二人の対談に加わりたくなった。本書はテーマを設けて思いつく映画をランダムに上げていく形式なのだが、かなりマニアックな映画も含め、対談は盛り上がっていた。自分も観ていない映画も多かったが、読んでいてとても楽しかった。二人とも映画の細部を覚えていて驚いた。自分はストーリー中心に流して観るタイプなので、このこだわりにはちょっと反省。作っている方は細かいところまで気にしているので、もっとしっかり観なくては。いずれにせよ読み終わって映画館に行きたくなったのは言うまでもない。

2018/08/19

もりくに

小三治の「まくら」ともなれば芸術だが、と言いつつ一言。我が家では夏・冬、孫たちの「合宿」が行われる。平たく言えば、「王子」様と「王女」様に傅く毎日…(まあ、一緒に楽しんでる)小3の女の子が、映画が見たいというので選ばせたら、やっぱり「アニメ」。「アニメ」なら一人で行けと脅かして(?)再度選んだのが、「クレオの夏休み」。孫も私も満足して、大団円。無理やりの「映画」繋ぎで、この本。共通の感性のある井上さんと江國さん(30年来の友人)のテーマを挙げた映画の話。共通の感性でも、「面白い」に、「別に」と同調しない。

2024/08/27

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