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アミダサマ

アミダサマ

アミダサマ

作家
沼田まほかる
出版社
新潮社
発売日
2009-07-01
ISBN
9784104734023
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アミダサマ / 感想・レビュー

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Yuna Ioki☆

985-188-30 なんともいえない薄気味悪さもあるものの、特殊能力である「コエ」や仏教思想などもほとんど活かすこともなく終了。似通った部分のある小野不由美氏の「屍鬼」が頭に浮かんだが作品としての出来の差は明白。

2015/05/16

takaC

期待に反して不思議系だった。最後のページの4行目、ーオジイチャンガイキテタラナ、キット…ーは、「イキテタナラ」の間違いだよな、キット。律子ということでわざとなのか?

2012/04/22

銀河

沼田さん二作目。読みやすかったけど怖かったよぅ。不思議な力で引かれあうミハル側と悠人側、交互に生活が描かれていくのだが、どちらもなんでこんなことになっちゃうの?っていう鬱展開。涙が出る悲しさじゃなくて、もう涙も出ません、ていう不幸続き。浄鑑だけを頼りに、読み進めた。「救済の断念こそが救済、祈るという行為を絶つことが祈り」「お経の言葉は悲しくなるほど美しい方便、方便でしか語れないことを衆生のために語っておられる」心に残る言葉がたくさんあった。これから意味を噛み締めていきたい。最後は、自然に顔が綻んだ。

2011/09/07

pika

読みやすい。だけどぞっとするような怖さが付きまとう本。猫が死んでからの母の豹変ぶりや村で次々と起こる悪いことなど、説明のつかないことだけになんとも怖い。沼田さんの作品は4作目だけれど、相変らず嫌な人を書くのがものすごく上手い。尽くしてくれる女性に暴力を振るう悠人と、そんな男につくす律子、このふたりがどうミハルに関わるのかと思いながら読んだがその結末にまたぞっとした。

2012/10/04

mio217

【図書本】廃車置場の捨てられた冷蔵庫の中から発見された幼い少女、ミハル。ミハルは全裸で靴だけ履いた状態。どうしてそんな姿でいたのか?そしてミハルの「コエ」に引き寄せられて来た、青年の悠人と住職のジョウガン。何故2人がミハルに呼ばれたのか、その謎は。はたまたミハルの奇妙な能力とはー。なんだこの話は。薄気味悪過ぎる(笑)。そして、あと味が悪過ぎる!始終モヤモヤして、結局は結末もモヤモヤ!もしや、仏の道を極めた者ならば読解できるのではないか!?どうしてミハルはこの世に生まれてきたのでしょうか・・・。気の毒だな。

2016/09/09

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