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身体から革命を起こす

身体から革命を起こす

身体から革命を起こす

作家
甲野善紀
田中聡
出版社
新潮社
発売日
2005-01-22
ISBN
9784104735013
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身体から革命を起こす / 感想・レビュー

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booklight

身体の動かし方に興味を持って、常に探求している姿がうらやましい。ねじらない、ためない、など今までの身体の常識を壊してきた甲野氏。ライターが入っている分、より網羅的に一般化できている感じ。最後、個とネットワークの関係性について、そもそも個の概念が均質な個でなく、個でさえ無常である(身体について固定概念が多く、それを外す必要がある)という認識や、実感もモノによっては否定的(筋トレとか)などは目新しい。ナンバ歩きの考察や、スポーツ、フルート奏者、介護、カウンセリングなどとの身体の使い方で通底しているのが面白い。

2023/01/08

たまきら

いやはや面白い。はまりました。だんなはダンサーの部分を面白そうに読んでいました。これは動画で、そして体で知りたいな。

2016/10/12

gotomegu

古武術からヒントを得た身体の使い方。日本人が昔やっていた身体の動きとは。カヤックのために読む。2章と4章は具体的な身体使いの話。身体のどこかに支点をおいて動かすのではなく、流れるように。蹴らない、ふんばらない。身体使いは楽器演奏や心理カウンセリングにも応用できる。なるほどな。文章を書いている田中氏の表現がわかりやすい。息子さんの甲野陽紀氏の書いている本と併読すると、内容が理解しやすい。

2018/12/20

しき

時代劇の中のファンタジーとして捉えられている剣豪の技を、可能にした著者。一般的な動きとは違い「体幹部をねじらず、足で床を蹴らない」「うねりや、鞭のような動きをしない」。掲載されている技はどれも真似が難しいが、応用すれば階段をラクに上がったりできるそうだ。スポーツだけでなく、楽器の演奏にも応用可能なのは驚きだ。また、技を考えるプロセスが面白い。「スポーツの発想では、どうしようもない状況を、ルールによって限定する」。身体の技術で突破するという発想は出てこない。武術の稽古は、制度的虚構に覆われた現代に相応しい。

2013/10/14

ビーフハート

収録内容はほぼ田中氏の執筆。そのおかげか非常に読みやすく分かりやすかった。わかりやすかったが、それこそ本文中にもあるように、甲野氏の伝えたい身体感覚は体験し、自らも実践し続けないと理解し得ない世界なのだろう。後半のまとめを読んでいるときに、唯脳論を連想したが、巻末には養老氏との対談だった。話が合いそうだな、と思ったら、対談集だか共著だかが2冊も出てるそうで。そっちも機会があればチェックしてみよう。ま、まゆにつばはしておいた方が良いだろうがw。

2013/03/29

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