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大和魂

大和魂

大和魂

作家
赤瀬川原平
出版社
新潮社
発売日
2006-10-24
ISBN
9784104760022
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大和魂 / 感想・レビュー

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八百

原平さん追悼、またひとり昭和を語れる人が逝ってしまった。なんだかんだと偉そうなことを言っても昭和も半分を過ぎた生まれの私たちはモグリなのであって昭和を語るなどというのは全く持って恐れ多いしあの激動の時代の波を経験した師を失うことは大きな損失なのだと思う。テーマは「大和魂」、それは武士道や富士山はたまた桜花の儚さでもなく原平流に言えば「水に流す」ことの潔さ。その内在する透明な勇ましさの発想に自分の未熟さをまた思い知らされた。今迄いろいろと教えて下さって本当にありがとうございました。ゆっくりお休み下さい、合掌

2014/11/03

tama

図書館本 なんか街宣車を思わせる装丁。赤瀬川さんの言う大和魂は「七福神はいろんな国の神様が団体になってる好い加減さ」などの日本人らしさのこと。それなら安心。「まあぼちぼち」ってイイナと思うし、優柔不断力を「やさしく、柔らかな不断の力」と読むのは最高です。ナショナリズムでもグローバリズムでもない「大和心」の本。

2013/05/18

スローリーダー

密かに師と仰ぐ赤瀬川原平氏が日本のことを考察した一冊。大和魂の姿を身近な日常に降ろし、日本人の身体感覚を通して探っていく。ユニークな視点も含めて面白く解りやすく感銘を受ける。目から鱗の解釈と独特で的を射た比喩表現の連発で読後はかなり頭が良くなったと思う。最終章の戦艦大和の意味付けもその慧眼に納得。

2023/08/23

Hisashi Tokunaga

生ものの調理の構造の中に大和魂を見るところが赤瀬川氏の卓見であり、イロニー。でも、これって因果関係の転倒させて、大和魂を刺身に身売りしてるって事では?

kuriko

「モモヒキの穴」が一番おもしろかった!

2008/10/10

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