もうひとり夫が欲しい
もうひとり夫が欲しい / 感想・レビュー
松本直哉
あっけらかんと一夫一婦制を破る女性とそれに振り回される二人の夫をめぐるポリアモリー小説。最後まで妻の言動が理解できない夫Aと理解を示す夫Bの温度差。週末しか帰ってこない妻に業を煮やして家事を放棄する夫Aだが、妻は週末に帰るとたまった家事をこなすところ、こんな女の人いるのかなと思う。男性の立場から見たポリアモリーだからか、男に都合よく書かれた面もあるかも。子どもが生まれて一気に高まる緊張の中で「一体誰の子なんだ」と怒りつつ問う夫Aに「私の子よ」と自信満々で答える妻に女性のしたたかさと父性の不確かさを痛感する
2018/11/24
ケー
愛する人がポリアモリー(複数愛者)だったら。主人公トクンがモノガミー(一人を愛する)の正当性を訴える場面はそんなに変なことを言っているわけではない。ただ一方のイナのポリアモリーに対する考え方が間違っているかというとそれも違う。どちらも間違ってはいないが故のすれ違い。これが悩ましい。そして現れる第三の男ジェギョン。トクンの心境の変化がズシンとくる。結婚って、家族ってなんぞやって迷路にハマるような小説。ちょいちょい挟まれるサッカー小噺含め、独特の構成が特徴的。好みは分かれるかもしれないけれどオススメ。
2020/01/27
篠崎裕子
他に男がいたとしても彼女を失う方が嫌だ という感覚は男ならではなのだろうか それとも、女もそうなのだろうか
2021/06/11
ruri
韓国の人気な本を調べたときに、この作品があった。 映画もあるみたいだから、チェックだなぁ~
2015/12/31
月
いろんなことが、つまってる小説です。
2010/05/30
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