韓国現代短編小説
ジャンル
韓国現代短編小説 / 感想・レビュー
早海徒雪
決して明るくはない世相を背景に、70~80年代の韓国の「混沌」を如実に綴った短編集。個人的なベストは、日本の姥捨山伝説を、「現代」の高齢者問題(それは世界的に共通の問題でもある)と絡めて描いた「高麗葬」。あとは少年期の終わりを描いた「秋の死」と「闇の魂」がいい。映画もそうだが、牧歌的でありながら、なんともシビアな視点が印象的。
2014/06/21
感想・レビューをもっと見る
早海徒雪
決して明るくはない世相を背景に、70~80年代の韓国の「混沌」を如実に綴った短編集。個人的なベストは、日本の姥捨山伝説を、「現代」の高齢者問題(それは世界的に共通の問題でもある)と絡めて描いた「高麗葬」。あとは少年期の終わりを描いた「秋の死」と「闇の魂」がいい。映画もそうだが、牧歌的でありながら、なんともシビアな視点が印象的。
2014/06/21
感想・レビューをもっと見る