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センス・オブ・ワンダー

センス・オブ・ワンダー

センス・オブ・ワンダー

作家
レイチェル・L. カーソン
Rachel L. Carson
上遠恵子
出版社
新潮社
発売日
1996-07-29
ISBN
9784105197025
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センス・オブ・ワンダー / 感想・レビュー

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zero1

現代人は下を向いてスマホばかり見ず、自然から大切なことを学んだらどうか。DDTなど農薬による自然破壊を訴えた名著「沈黙の春」で知られるカーソン。彼女が叙情豊かに自然から学ぶことの大切さを分かりやすく表現した遺作。登場する【甥】のロジャーは姪の息子。題名は【神秘さや不思議さに目を見はる感性】を意味する。限りない好奇心を持って見れば、自然が実に見事なワンダーランドであることを人は知る。それこそがまさに【学問の源】。農学部の学生だけでなく、すべての人に読んでほしい一冊。そして何度でも読みたい名著。

2019/12/23

gtn

自然を通じ、著者は永遠の生命を信じている。そして、甥にその思想を伝える途上、短い生を閉じる。甥のことだけが気がかりだったようだが大丈夫。著者自身、知識よりも感じることが大事と言っていたではないか。幼い時に感じたことは終生消えない。

2020/03/13

Gotoran

メルマガ紹介本。子供と自然をこよなく愛した人、レイチェル・カーソン。「センス・オブ・ワンダー」(神秘さや不思議さに目を見張る感性)とは、森羅万象への思いやりそのもの。「美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知なるものにふれたときの感激、思いやり、憐み、讃嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。そのようにして見つけだした知識は、しっかり身につきます。」(p.23-26)。文中の写真が彩を添える、癒される。

2011/09/27

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

歴史を変えた数少ない本『沈黙の春』のレイチェル・カーソンさんのラストメッセージ。『知る』ことより大切なのは『感じる』こと。大人になっても、美しいものや世界の不思議に目をみはる感性『センス・オブ・ワンダー』をなくしてしまわないために、自然から学び続ける大切さを記しています。限られた時間を精一杯生きたカーソンさんには、本書で紹介された海洋学者オットー・ペテルソン氏の言葉が常に心にあったように思います。「死に臨んだとき、わたしの最期の瞬間を支えてくれるものは、この先になにがあるのかという好奇心だろうね」。

2016/01/11

mukimi

「美しいもの、未知のもの、神秘的なものに目を見張る感性」センスオブワンダー。この言葉を知った時、これだ!と思った。どんなに苦しくても、疲れ切っても、生を受けたこの世界の美しさが私を繋ぎ止めてくれていた。それは、空の青さだったり、空気の匂いや、風の心地よさ。その感覚をこんなに美しい言葉で、読みやすい書物で、残してくれた人がいたのだととても嬉しかった。本書は育児においてその感覚を育ててあげる価値を伝えているが、自分の感性を育ててくれた環境に感謝し、そしてその感覚を共有できる友がいることにも感謝したくなった。

2021/05/09

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