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ぼくの小さな野蛮人

ぼくの小さな野蛮人

ぼくの小さな野蛮人

作家
アレクサンドル ジャルダン
Alexandre Jardin
高橋啓
出版社
新潮社
発売日
1995-10-01
ISBN
9784105224042
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ぼくの小さな野蛮人 / 感想・レビュー

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はるま

図書館除籍の頂き本 初読作家兼映画監督 普段ほとんど手にすることのない洋書 フランス文学 本の構成がかなり工夫されていて、驚いた 字体が変わるわ、大きさやカラーの差し入れ、物語の内容と同じく何か現状打破しているような感じだ「最初は大人向けの小説のように始まり、しだいに子供の絵本のような体裁になっていく。もし、この文章がいつかまじめな表紙のついた本となって出版され、たったひとりの読者でもいいから、その人のなかに眠っていた子供が目覚めてくれたなら、僕はとてもうれしい。」〜引用 作品中に織り混ぜるなんてすごいな

2022/02/09

ゆーかり

「小さな野蛮人、お前は手に負えない奴だ」市場で耳にした亡き父の声。それはかつて飼っていたオウムの声だったが、その声に自分が子供の頃には想像していなかったつまらない大人になってしまっていた事に気づく。会社を売り払い、妻とも別れ実家を買い戻し、子どもに生まれ変わろう、かつて持っていた明晰さ、獰猛さ、放埓なエネルギーを生き返らせようとする。フランスのフェミナ賞受賞作家の長編4作目。

2015/04/03

ルナ

内容と形式が合わさっているというテクストの構造が興味深い。後に行くほど、幼くなっていく。匂いによって女性を思い出したり、過去を思い出すというのはフランス文学らしいなーと感じた。

2019/05/06

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