朝の少女
朝の少女 / 感想・レビュー
じょうこ
こういう小説が読みたかったんだ!と1年のはじめに出会えた私にとってのラッキー本。姉(朝の少女)と弟(星の子)代わる代わるの語りで章が進む。母と父と住む家はひと部屋しかない。屋根も風で飛ばされてしまう。ひとつの場所で寄り添う家族のやりとりを読み進んでいると、もしかしたら人間ではなくアナグマの家族かもしれない、などと思うほど、プリミティブなのだ。ゆえに、姉と弟の声が、心の揺れがしっかりと聴こえてくる。感性と自然と身体、家族の情愛にあふれている。戯曲にできる。舞台で見たい。灰谷健次郎さんの訳も後書きもいい。
2023/01/31
季秋
最後の最後でガツンとハンマーが落ちてきた気分だ。この家族の感覚はとても自然で忘れている何かを思い出させてくれる。
2018/06/08
Nob
何で読んだんだっけ ★
2013/04/22
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