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恍惚の人

恍惚の人

恍惚の人

作家
有吉佐和子
出版社
新潮社
発売日
1972-06-01
ISBN
9784106006203
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恍惚の人 / 感想・レビュー

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山口透析鉄

これも家にあった本を中学生の頃に読みました。 今でいう認知症の問題を取り上げた小説で、新潮社の書き下ろしシリーズの一環だったと記憶しています。 認知症の諸症状もよく描写されていて、衝撃的でした。 幸い、身内では認知症は出ていないのですが、生老病死は避け得ないですし、やはりこの時期の有吉佐和子氏は卓越していました。

まっちゃん

数年前に古本市で購入してそのままにしていた一冊。 自分の親が還暦超えてくるとなかなか読むのが辛い…。 1つのリアルな認知症の症例。正直50年近く前の作品とは思えないくらい現状の高齢社会に迫っていた。

2018/02/22

月夜

長年避けてきたが ついに読んだ。私の年齢では高齢の両親に正直手を焼いている人が多い。文中でも言う「今の日本が老人福祉では非常に遅れている」「昭和80年には60歳以上の人口は3000万人を超える。」 これが書かれたのは昭和47年であるが まさにあたっていて そして 老人福祉は何も進んでいない。 この親を残して 自分が癌で死んだら と思うのも ちっとも変わっていないのである。

2013/01/11

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