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方舟さくら丸

方舟さくら丸

方舟さくら丸

作家
安部公房
出版社
新潮社
発売日
1984-11-01
ISBN
9784106006418
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方舟さくら丸 / 感想・レビュー

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井戸端アンジェリか

ユープケッチャだな。ちょっとお高めなのでワンコインまで値切って1匹飼おうか。その日はジックリ観察して、絶対に次の日またもう1匹買いに行くね絶対。で、また次の日もう1匹買うと。またあくる日も。そして繁殖させてみて成功したら私の方舟は万歳だな。 60歳頃の作品だよね、まるで20代の兄ちゃんが書いたかのようにイキイキワクワクしてる。今までは「砂の女」が一番だと思ってたけどこの作品が一番になりました。  立体写真ですが、随分とチャレンジはしてみましたが途中で面倒臭根性が出てしまい挫折しました。残念です。

2015/07/09

ミッチ

核から、選出された人を救うための地下の方舟。自分の糞を餌に生きる時計虫を売る売人とそのサクラの男女が最初の乗組員が織り成す、安部公房の独特の世界。砂の女、箱男に匹敵する面白さでした。

2016/03/23

moonanddai

本当に何十年ぶりの安部もの。やはり後半の「ほうき隊」が現れたあたりから調子に乗ってきた感じでした。身動きできない主人公、軍隊的な命令でしか動けないほうき隊…。どうせこの世は終わるといった中での葛藤…。そして最後は自らの意思での残留…。少し前には終末思想が流行ったと記憶してます。いつまでたっても、我々の生活は、結局はユープケッチャなのかもしれませんね。いつまでたっても堂々巡り…。

2016/12/28

たむらんちょ

ヤマザキマリさんが取り上げていて、興味を持ち借りた。途中から斜め読み。

2017/04/12

realized

核の時代を生き延びるための方舟をこしらえた肥満の男のお話。この作品は安部公房の中でもかなりわかりやすいと言われるが僕にはそうは思えなかった。様々な解釈が考えられる。それにしても安部公房の作品は多くの意味でもう一度読みたくなる。

2011/01/03

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