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ムーン・リヴァーの向こう側

ムーン・リヴァーの向こう側

ムーン・リヴァーの向こう側

作家
小林信彦
出版社
新潮社
発売日
1995-09-01
ISBN
9784106006562
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ムーン・リヴァーの向こう側 / 感想・レビュー

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Panja Morimoto

途中から「ウディ・アレンの映画みたいだな。小林信彦さん、ウディ・アレン好きだしな。」と思いながら読んでいたら案の定ウディ・アレンが登場。終わり方が洒落ていていい。

2019/04/22

Miho Haruke

『イーストサイド・ワルツ』と共に再読。ここに登場する「異都通信』のような“怪文書”は実在するのかしら、丹下健三の都市軸とか知った後だから読んでみたい。

2017/08/22

Miho Haruke

その昔、西東京の田舎者にも都市博の胡散くささは感じられていた。埋立地をよくモティーフにしていたゼルダというバンドも、開発途中で毀棄されたお台場の荒涼も好きだったから、現在のお台場、スカイツリー、隅田川花火大会など、東東京の風景にはやはり違和感がある。鯔背でシツッコクない故に滅びゆく運命の東京人と東京の姿を、恋愛ものの体裁で描いた、東京の「地霊」への鎮魂歌。「新参者」などを読まれた方におすすめ。

2012/12/21

ゆーいちろー

わたしの中の個人的な小林信彦読書軸の中で、この作品や、近辺の創作、たとえば「イーストサイド・ワルツ」などはある一纏めの印象として記憶に残っている。この時期以前のどこか奇矯な印象と、これ以後のどちらかといえばノンフィクション要素の強くなっていく間にあって、作者の一貫した東京へのこだわりと、中高年の静かな恋物語が、当時中高生だったわたしにはひどくかっこよく、「粋」に思えたものでした。

2011/02/24

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