京都おもしろウォッチング (とんぼの本)
京都おもしろウォッチング (とんぼの本) / 感想・レビュー
sofia
【再読】30年ぶりの再読!あのころ赤瀬川さん藤森さんの建築探偵、路上観察、トマソンにはまっていました。最近、友人と建築探偵の話で盛り上がり、図書館で借りてみました。30年間になくなってしまったものもたくさんあると思いますが、京都に何度か行くようになり「ああ、あそこらへんか」という場所的な理解はできました。そして今はGoogleMapがある。2年前の藤森照信展の路上観察学会の展示物も思い出しました。なんか今の私のいろいろな興味の「原点」でした。
2019/10/06
阿部義彦
古本屋にて半額で購入。1988年刊行。トンボの本シリーズの一つ。赤瀬川原平、藤森照信、林丈二、一木努、南伸坊、松田哲夫の面々が、舞台を京都にして路上観察を実施します。マンホールの蓋、解体現場から出る建物の欠片、トマソン物件、狛犬、小便よけの小鳥居、貼り紙、西洋館、銭湯、好奇心の目玉による冒険の数々。
2023/04/28
Kazuko Ohta
7月に読んだ本を10冊にするための完全な冊数稼ぎで、長らく本棚に飾っていた本書を引っ張り出して読みました。これまでの人生で読んだ本のうち、猛烈に楽しかったものを5冊挙げるとすれば、『超芸術トマソン』がたぶん入ります。本書は路上観察学会の紹介的なところもあるので、書籍としての楽しさはトマソンのほうが上ですが、写真を見ているだけでニヤニヤと笑ってしまう。鬼門とか縛り物とか、ホラー小説を読んだ後なら不気味に見えるものもあったりして(笑)。注意して周りを見ればこんなにも面白いものが転がっている。上を向いて歩こう。
2021/07/31
ぴょこたん
藤森さん&京都目当て。トマソン(路上観察をして変なものを見つけ考察する)という大人の遊びの京都編。だが期待し過ぎのためか、それほど楽しめなかった。でもそれは私の方が京都の知識を増やし成長したからなのだろう。と納得することにする。でも、これに載ってる物ももうほとんど失われてしまっているんだろうなあ、と考えるという郷愁に浸ってみた。
2017/11/21
アメヲトコ
昭和63年刊。路上観察学会の京都でのフィールドワークをまとめたもの。さすがに皆さんお若いですが、写真の風景は今とそうは変わっていない感じ。お寺がほとんど登場しないのは、調査当時京都の寺院が古都税に反発して拝観停止の(暴)挙に出ていたからで、そのことが逆に等身大の京都ウォッチングにつながった気がします。
2016/11/23
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