水木しげる: 鬼太郎、戦争、そして人生 (とんぼの本)
水木しげる: 鬼太郎、戦争、そして人生 (とんぼの本) / 感想・レビュー
美登利
漫画家としてのデビューは遅かった水木さん。初めは紙芝居から、貸本漫画家、メジャーデビューだそうです。水木さんの漫画、アニメに触れたことのない人は居ないのでは無いかと思います。鬼太郎が一番有名ですが、戦争の漫画も読んだことあります。少年だった頃の絵、美術学校で描いた絵、漫画の原画も掲載されています。貸本時代のも。哲学者の梅原猛さんとの対談も面白い。そしてその時に話が出たことをすぐに企画して本にする、水木さんの底知れぬパワーが素晴らしいです。水木しげる漫画大全集、図書館で揃えてくれないかしら(笑)
2015/10/03
澤水月
梅原猛と2010初対面対談が微妙に噛み合わないとこおかしくてたまらん髪フサフサばかり気にしたり。梅原「どうして生き残られた?」水木「梅原さんの本は便利がいいから使う」あとはホホホフフフで通じ…と思えばゲーテニーチェの哲学論、だが二十歳が読むなど戦争で死ぬ前だからと…。墓場鬼太郎や総員…原画を台詞下書きも読めるくらい精密に大きく再録貴重!デジタル化ですっかり忘れていた、青は活版?出ぬので青鉛筆指示だった。網掛け指示てことは他はトーンなどない細密画。呉智英解説も明快枠超え講談社全集の全容もわかる贈答にも◯
2015/09/11
kawa
水木しげるの作品とともに、氏の人生を振り返る。マンガは勿論だけれど、プロデビュー以前の武良茂(本名)時代の水彩画やデッサン画も印象的。全68巻という「水木しげる漫画大全集」にもチャレンジしたいな。
2018/10/03
aloha0307
小学3年のとき、叔父の書斎で全集を見つけたのが水木さんとの出会いのきっかけであった。めだま親父出生のシーンは怖かったなぁ 以来、こころのどこかに妖怪たちが棲んでいるような気がしている。妖怪は哲学である、と先生はおっしゃる。 「哲学にのめり込んだのは死ぬ前(戦争出征されるにあたり)に悟りを開きたかったから」 南方戦線で苛烈極まる戦闘で部隊で唯一生き残ったが、左腕を失った青年は、右腕一本で妖怪から戦争までを臨場感豊かに描き出してくれています。 梅原猛先生との意気投合の初対談もvery very good!
2015/09/13
いたいけなべあ
梅原猛との対談が読みたくて。 いや、おもしろいよ、水木センセー。対談のところどころで突然挟まれる梅原さんのふさふさ髪の話題。いまそこ?って感じで。 原画の吹き出しに感動。
2015/11/08
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