ミュシャ: パリの華、スラヴの魂 (とんぼの本)
ミュシャ: パリの華、スラヴの魂 (とんぼの本) / 感想・レビュー
ごへいもち
鹿島茂本。2017年のミュシャ展で見た超大作「スラブ叙事詩」解題がメイン。郷土愛の人。でも私には やっぱり サラベルナールのポスターの方がいい。
2018/05/26
旅するランナー
「スラブ叙事詩」を徹底分析・解説。 ミュシャの熱い想いが分かる、伝わる。 アール・ヌーヴォーなパリ時代もしっかり押さえられている。 チェコ旅行には必携であるふぉんす。
2018/09/27
鯖
去年のミュシャ展で展示されたスラブ叙事詩の解説がメイン。この本を読んでから見たかったなあ…。当時ツイッタとかで「70越えてから国粋主義に目覚めるなんてファーww」とかいう感想も見たんだけど、日本みたいな島国と違って、大陸の真ん中の小国で様々な国から侵略され、大国の思惑に踊らされ、それでもどうにか自立を保ってきた国の人に言っていいことじゃないよなあと思ったんだよね…。現にナチの取調べの数ヶ月後に亡くなってらっしゃる訳だし。
2018/06/02
とこ
スラブ叙事詩について知りたく、手にとった本。パッと見では見逃してしまいそうな部分も、拡大され詳しく解説してありわかりやすかったです。画面上下に人物の足や衣装がはみ出している作品が印象的。プラハの紹介を見ていたら、行ってみたくなりました。
2020/12/19
遠い日
全20点からなる壮大な「スラヴ叙事詩」の読み解きの試みがおもしろかった。描き込まれた画面の中にある物語の重なりから、時代と歴史が浮かび上がる。華々しいパリ時代の作品はもちろん美しく目も心も捉われるが、ミュシャが自身の血のルーツに求めた望郷の念は痛々しいばかりに張り詰め、滾っている。
2018/06/28
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