地を這うように: 長倉洋海全写真1980-95 (フォト・ミュゼ)
地を這うように: 長倉洋海全写真1980-95 (フォト・ミュゼ) / 感想・レビュー
hope
世界のどこかの「現実」の膨大な記録。身の回りにも災害や虐待といった痛ましい出来事もあるが、戦争や飢餓が日常にある生活の不安というのは想像の域を出ない。 忘れてならないのは、この不条理な現実は人間の営みだ。戦場やスラム、アフガンのゲリラと寝食を共にして、彼らの生の姿を写す。報道番組での切り取られた一部の裏側にある現実。その中で生きようとするプリミティブな意志を宿した、子どもたちの真っ直ぐな瞳の強さに心を撃ち抜かれる。 そして長倉氏は70歳に近づいて今もまだ現役で、紛争地で生きる人々を撮り続けている。
2019/02/28
allite510@Lamb & Wool
ソ連のアフガン侵攻のときにはマスードが居た。ソ連撤退後のアフガンもひどかったようだが、今のシリアは更に無茶苦茶に見える。この20年で何がどう変化したのか、さっぱりわかっていない自分に呆然とする。
2016/10/10
まめふじ
圧倒的写真のちから。 正直、開くのが怖い頁もある。だけど私は生きていく上で、この地球上で起きていることに対して見て見ぬ振りはしたくない。長倉さんは著書で何度も写真の意味について問うているけど、答えは必ず読者に届いている。
2019/04/20
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