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エトロフ発緊急電 (新潮ミステリー倶楽部)

エトロフ発緊急電 (新潮ミステリー倶楽部)

エトロフ発緊急電 (新潮ミステリー倶楽部)

作家
佐々木譲
出版社
新潮社
発売日
1989-10-01
ISBN
9784106027147
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エトロフ発緊急電 (新潮ミステリー倶楽部) / 感想・レビュー

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達ちゃん

かなりの大作でしたが、スリリングな展開に最後まで一気に読了。まさにあの時代にいたような錯覚を覚えながら読み終えました。

2018/08/31

クリママ

太平洋三部作の第二部。真珠湾攻撃直前の日系人スパイの暗躍。情報戦だけでなく、日本軍が中国にしたこと、日本人が朝鮮、クリル、混血の人たちにしてきたこと、また、アメリカが日系人、黒人、ハワイに対してしてきたことが、随所に書かれている。主人公は、スペイン義勇兵だったが心を失くし、殺人を請け負うこともする。スパイとて、ひとかけらの自発性もなく、強いられた任務としか感じていない。暗く殺伐とした内容、関わった人たちの重い生き様、択捉の寒さ、今回も結果はむなしいものであるのに、読後のこの熱い感動は何なのだろう。

2015/09/14

愛 飢男

日系米人、斉藤賢一郎がパールハーバー奇襲前夜に工作員として日本に潜入し活躍する物語。登場人物が多くしかも場所も様々。どのように纏めていくのかち案じたが杞憂であった。 構成も複雑に絡まった人物描写も素晴らしく完成度は非常に高い。ただちょっと違和感を感じたのは 南京大虐殺を彷彿させる記述は中国側の観点をほぼ鵜呑みにした所。まあこれは日系人をヒーローとしたので致し方ないかも。開戦前の混沌とした日本にタイムスリップし自分もそんな状況にいるような錯覚に陥らせるサスペンス小説。

2016/04/24

nori

Unrealistic plot for case work but fun to read. Also, as long as US side is a part of story, I hope to describe more about on and after Pearl Harbor. FBI raid to navy intelligence might feel me indigestion. Personality of Keny is unrealistic, too.

さざなみ

太平洋戦争三部作の大作、やっと読み終えました。 やっとという表現は不適切でしょうが、私には面白いというよりは 辛くてしんどい内容でした。 上下2段にギッシリ詰まった造本にも抵抗があり、何回も同じところを 読んだりしてかなり読むのに時間がかかったようです。

2016/09/29

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