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枯れ蔵 (新潮ミステリー倶楽部)

枯れ蔵 (新潮ミステリー倶楽部)

枯れ蔵 (新潮ミステリー倶楽部)

作家
永井するみ
出版社
新潮社
発売日
1997-01-01
ISBN
9784106027482
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枯れ蔵 (新潮ミステリー倶楽部) / 感想・レビュー

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あつひめ

読者を惑わすような謎の数々。どこでどう繋がるのか目が離せなくなっていく。トビイロウンカ・・・実在する害虫が猛威を振るう。目に見えないウイルスが蔓延するのと同じでどこからやってきたんだ?と自分もコメ農家になった気分で物語に参加してしまう。この作品は新潮ミステリー俱楽部賞受賞作だそうだ。受賞解説にもあるとおり、時々すごい仕掛けを出してくる。それが読者の心を掴むのかもしれない。

2011/12/26

kazu@十五夜読書会

プロローグ…。農業長編ミステリー。富山県で突如として異常発生した害虫“T型トビイロウンカ”は,これまでの農薬に耐性を持った変異種だった……対応に追われる農協や農業試験場の職員を尻目に,マスコミの無責任な報道が米不足を…誘発。有機米使用の商品を企画した食品メーカー社員・陶部映美の友人であるツアーコンダクター曜子の半年前の不可解な自殺と富山県に突如として異常発生した害虫の謎を追う…。有機無農薬農家の代表者大下は米作りかけては実績・信頼があるが……。有機無農薬農業が詳しく描かれた珍しい作品。

2013/04/24

bibi

プロローグとだいぶかけ離れた本編の内容。どう関わってくるのか最後の最後まで分からない。初めて農業(お米)問題のミステリーを読んだ。かけ離れた登場人物が少しずつ近づき、いくつかの謎が最後に一気に解けていく。

2018/06/27

そのぼん

稲が謎の病気にかかり育たなくなった原因は何か?そして、ツアーの添乗員だった女性がなぞの自殺を遂げたことを探っていくミステリーでした。農業の専門的な話は少し難しいところもありましたが、ミステリー要素は悪くなかったと思います。

2012/09/02

なつ

一人の女性が暴行され自殺してしまう。その裏に隠された真実は?そして米問題との繋がりは?愛する者を失った者が復讐を企てたのは、原因を作った者の手をかけ育てた米だった。面白く読了したが、義一にとてつもなく嫌悪感。許せないとさえ思ってしまった。自分の作る物に誇りを持つのはいいとしても、身勝手さは如何なものか。名人だからといって、何もかも許されるわけじゃない。

2016/05/11

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