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ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部)

ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部)

ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部)

作家
伊坂幸太郎
出版社
新潮社
発売日
2002-07-01
ISBN
9784106027703
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ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部) / 感想・レビュー

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sk4

文庫版の表紙がエッシャーの塔になってないのは知ってるけど、中に絵があるのかな? とにかく、ラッシュライフ単行本版を読んで、表紙に描かれているエッシャーの塔を見入りましたよね。 ホントに不思議な絵。 何が不思議って、塔の上の無限階段はよく見ると、いつでも降りられるようになっているって事。でもなぜかみんな降りない。二人を除いて。 最初はバラバラに展開する物語が最後の最後で【ラッシュライフ】 に収束する伊坂流おとぎ話。見事です。

2012/11/25

えむ

黒澤(泥棒)、河原崎(天使)、佐々岡京子(車)、豊田(犬)が、主役だが繫がっている。読み終えて、「あれっ?」。時系列がめちゃくちゃな小説ですが、これこそ本の表紙にもなっているエッシャーの騙し絵「上りと下り」のように話が回っているのですね。2120

2014/04/13

しろいるか

まるでトランプの神経衰弱をしているかのような物語。バラバラだったカードがペアになっていって残り少なくなったらそれが加速する。「人生はリレーかもしれない。みんなが次々に繋がっている。」っていう佐々岡の台詞が全てを物語っている。そしてそれはこの作品だけじゃなくて、他の様々な作品にも繋がっている。伊坂さん、やるな~!現実はこんな世知辛いご時世だから、豊田の最期の選択が幸運をもたらすといいなと思う。

2009/12/17

れいぽ

「死神の精度」が初伊坂さん。それから発刊順を無視して手に入る伊坂作品を読んできた私には「おおwこれが初期作品クオリティ!」と拍手喝采の作品です。素直に面白かったw一見バラバラな出来事がちょっとずつ繋がっていって最後に見事にピターっとはまるのは流石ですね~。人生には手放してはいけないものがある。譲れないものがある。その見極めは本当に難しい。だからこそお金で買えないものがあるんだろうな。

2011/02/20

かずよ

初伊坂作品。いろんな人の人生が絡みあっててこんがらがった!始めは慣れずに時間がかかったけどじわじわと引き込まされていった感じ!これが伊坂マジックなんですね!

2012/06/15

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