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時代小説最前線 1

時代小説最前線 1

時代小説最前線 1

作家
藤沢周平
出版社
新潮社
発売日
1994-03-01
ISBN
9784106028212
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時代小説最前線 1 / 感想・レビュー

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藤沢周平から始まって時代小説作家17名による、短編集。藤沢周平「岡安家の犬」は面白かった。藤沢周平、宮部みゆき、南條範夫などオススメ作品があれば読友さん教えてください!

2015/01/17

Tanaka9999

1994年発行、新潮社の単行本。17編。全体に筋が難解な晦渋なタイプの作品が多かったように感じた。宮部みゆき『十六夜髑髏』未読。話は素直だと思っていたら最後は少しすっきりしない終わり方となっていると思う。藤沢周平『岡安家の犬』未読。最後のシーン以後はどうなるのだろう。武士の面目とか考えると再度の婚約とかはないと思うのだが。しかしこの作者の作品と考えると駆け落ちとかはありうるかな。

2023/04/07

山内正

金は借れねぇと外に出る あらっとおゆう 誰か付けてない? 亭主よ家を出て二ヶ月別れたのよ いいながら去っていく 夜に男の怒鳴る声がし、なんて事しやがったと、おゆうの兄が来た 手込めにしたと 明くる日家主が来て同じ話をした 金でケリを付けるしかない 亭主も兄も承知しないだろう 周りから強淫野郎と声が掛かる ある日正太が来た、昔つけ文したとか、密通は強淫と違い死罪だ あそこの横に黒子なんか夜にわかる訳ねぇ 兄は金を取りたい!亭主は別れたくない おゆうは間夫と一緒に成りたい その間夫だよ

2019/11/30

山内正

おりきは弟の店から仕方なく店に帰り、夫は出先から帰らないと聞く 仕方なく宮参りでもと仙台堀を歩き ふと左をみると居ないはずの夫が 夜おりきに新しい商いに金がいる 都合出来るかと夫が聞く 翌日弟が来てた、女房が来るからと 女が出来たのを分かったと 弟の負けだと亭主が言う 亭主の女が二階に上がり 私の考えたことがとやり合う声に 足が遠退く 夫の食べものや衣類を気に掛けてた自分が情なく泣いた ばか聞いたんだろ あの娘のとこへ 行かないよ 成り行きさと筆をとり 書き始めた 十七年暮した日高屋を後に 私も生きると

2019/12/05

山内正

大工浅次は住込みの二十歳 娘おさとを嫁にと親方が考えてたが 急な縁組で嫁いで行った 兄弟子は親方と喧嘩して飛び出た 女房おくまは急に扱いが変った 言い寄るおくまに 良くねえこったぜと断ったら 夫に浅次が言い寄ると告げ口し家を出された 賭場に出入りした日物取りで捕まり 盗賊らしい泉屋に入り込めと岡っ引きにやらされる 娘を助けて主に礼をされ 働く様にと居候する 品物の最中に蔵が開き中を覗くが 入るなと睨まれた 四日の夜に四人に襲われたが 竹筒一本で追いやる もうあの岡っ引きも捕まってるさ と声がした

2019/11/29

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