木を植えよ! (新潮選書)
木を植えよ! (新潮選書) / 感想・レビュー
にがうり
著者は植林活動で知られる植物生態学者。口癖は、シイノキ、タブノキ、カシ、混ぜる! 混ぜる! 混ぜる! その土地に自生する直根性で深根性の木を混植することで、防火や防風、防潮など、さまざまな災害から人の命を守るいのちの森になる。これらの木を植えても災害は起きるが、もしいのちの森があれば、助かった命もたくさんあったはず。見た目のよい根の張りの浅い木は、緑化にはなっても、いのちの森にはならない。エネルギッシュな著者も御年89歳。お元気なうちに植林活動をごいっしょしたい。木を植えよ!
2015/10/03
ありんこ
祖先が残してきた森を残し、植樹して明日につなげていくこと。災害に強い木をたくさん植えて森と共生すること。まずは自宅の庭やマンションの敷地内に森を作ろう!ぜひたくさんの人に読んで欲しい一冊。
2011/05/06
夜郎自大
熱量多い先生の本。 地元は自然種を植樹することはいのちを守ること。子供たちの未来を作ることだと訴えている。
2024/04/08
k
宮脇氏の著書2作目読了。人の手を必要とせず半永久的に繁り続ける、本物の森の再生を目指す潜在自然植生。ドングリの森の大切さと誰でも出来る森再生の手助けについて、語り実践し続ける宮脇氏の姿勢に脱帽。
2013/05/29
愛奈 穂佳(あいだ ほのか)
【ココロの琴線に触れたコトバ】しかし、地球のいのちのドラマは、われわれ人間が主人公です。地球で起きていることに、私たちは無関係な観客ではいられないのです。人間が本当に他の生物より高い知能を持っているのであれば、破滅の前に気づき、未来を健全に生き延びるために、今すぐ具体的な活動を起こす努力を始めなければいけません。
2015/07/22
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