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教養としての上級語彙: 知的人生のための500語 (新潮選書)

教養としての上級語彙: 知的人生のための500語 (新潮選書)

教養としての上級語彙: 知的人生のための500語 (新潮選書)

作家
宮崎哲弥
出版社
新潮社
発売日
2022-11-24
ISBN
9784106038914
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教養としての上級語彙: 知的人生のための500語 (新潮選書) / 感想・レビュー

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KAZOO

ある意味著者の宮崎さんの個人的な国語辞書といった方がいいのでしょう。表題が気になったのですが辞書好きのわたしにとってはこのような自分の辞書を作ることも可能であるということに気づかされました。高校時代から自分でノートにかなり難しい言葉などを収集していて数十冊もつくられていたようです。三浦さんの「舟を編む」にも触れられています。自分もすぐ真似しようと思うのですが、三日坊主でしょうね。

2024/02/06

tamami

読むべき本を選ぶ基準に、人生残りの時間この書を読むことに充ててよいかという一項が加わった。本書はいわゆるボキャ貧から脱出するための格好なテキスト。言葉の意味を記すだけではなく、実際の用例が示されていて実践的である。自分自身本書に登場する語彙の多くを知るものの、正確な意味や用法については不明な部分も散見され、為になった。本書の元になったのが、著者が中学生の頃から記していた一万語に及ぶ語彙ノートであると知り、驚かされる。日々僅かでも書き続けることの大切さを思う。注文を付けるとすれば、やはり索引が欲しいところ。

2023/04/07

ふみあき

「ワンクラス上のボキャビル(語彙増強)」を目指す人のための本書だが、著者の師匠(?)である呉智英を思わせるような仕事。小谷野敦はツイッターで本書の悪口をつぶやいていたが、私は「言葉が平板で貧しいものになるということは……現実が平板化し、貧相化することに相違ない」との著者の言に同感。私も若い頃は著者同様、語彙ノートをつけていた。既知の言葉も多かったが、「一斑を見て全豹を卜す」とか「糟粕を嘗める」とか「轍鮒の急」なんて初めて聞いたし、どこかで使ってみたい。「思い半ばに過ぐ」なんて、意味を勘違いして覚えていた。

2022/12/09

kayo

通して読むには教科書的で面白さを感じにくいので、飛ばし飛ばし気になる語彙が目に飛び込んできたら読むを繰り返す。上級という言葉が個人的にあまり良い印象がないのは、上級国民という言い回しを耳にすることが最近多いから?全く知らない、知っているが日常使いには固く難い、改めて意味を確認した、そんな言葉が例文と共に500語。平易な言葉で表現して良いこともあれば、無教養に聞こえることもある。難解な言葉で理解を得難いこともあれば、たった数文字で深い意味が表せることもある。長い歴史を経て使われてきた言葉を美しく使いたい。

2023/08/22

umeko

パラパラと中身を見たらなんだか単語帳のようだったので不安だったが、これがどうして楽しく読んだ。言葉って面白い!

2023/06/10

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