ぐれる! (新潮新書)
ぐれる! (新潮新書) / 感想・レビュー
kawa
「ぐれる」を哲学レッスン。権威、仕事、家庭におもねない人生。実現できたら凄いだろう。でも、大変そう。爪の垢でも煎じて飲んで、いいとこ取りでグレよう。
2022/11/10
D21 レム
哲学本ではなく自己啓発本だと読んでいて気が付く。従来の自己啓発を否定しながら、結局、違う方向の自己啓発になっているところが残念。でもおもしろかった。特に最後の「ぐれている作家」「ぐれていない作家」等の分類は笑った。「「世の中間違っている!」と主張している人はぐれていない」これはわかる。「世俗的欲望が希薄で、社会の片隅で生きることに満足している人はぐれない」こんな人、いるのかな?自分のぐれた思いにふたをして嘘をついて、笑顔で感謝して生きることをやめて、正直に、希望なく悩んだ状態で生きることが、「ぐれる」。
2015/12/18
リノン
タイトルが目に入り、手に取った本。ぐれる機会もなく30代まできて、実際どういうことなのか読んでみました。歳を重ね、確かにそうそう輝かしい未来なんてないことは分かりましたが、なんとなく受け入れ、道を踏み外すことなく?生活してました。著者は、そのなんとなくというのが我慢ならない様子。自分の信念を頑なに持ち続け、頑張ってるなぁと感じました。私には無理・・。私の好きな山本文緒さんが「明確にぐれている作家」に名前があり、確かにそうかも・・と納得。夏目漱石、梶井基次郎、三島由紀夫、太宰治などの有名人の名もありました。
2015/06/19
ichiro-k
ぐれる理由の五要素→ ①もうじき、どうせ死んでしまうこと。 ②人は不平等に生れついていること。 ③人生は偶然に翻弄されること。 ④それにもかかわらず、「明るい顔」をすることが要求されること。 ⑤犯罪をなして社会から葬り去られるだけの勇気はないこと。 ということだが、大雑把すぎる。
2012/12/08
RYOyan
軽い気持ちで読み始めたけど、どんどんヒートアップしてきて、終盤でものすごい数の作家たちをぐれているかどうかで分類しているところ圧巻!ぐれるのは簡単ではない。しかし、ちょっとズレた道を歩く人に憧れる。常に自分以外に理想があるんだから、ぐれるしかないよね!?(笑)
2015/11/18
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