小博打のススメ (新潮新書 38)
小博打のススメ (新潮新書 38) / 感想・レビュー
ホークス
プロ棋士である著者による、麻雀、サイコロ、カード、手本引きなどの小博打についてのエッセイ。著者の勝負師らしい、それでいて破滅には至らない微妙な個性が、不思議な愉快さと儚さが入り混じった文章に反映されていて、そこが味わい深い。煩悩が有ってこその「人間」と思わずにはいられない。教訓として面白かったのは心理戦の戦い方で、「相手よりちょっと上を読む。初級者相手には中級者になり、中級者が相手ならば上級者になる」との事で、成る程と思った。
2015/04/14
VAVA
3月のライオンの監修してる人の博打指南書。身内でやる博打のほとんどが網羅されており、ルールもわかりやすい。文体に麻雀放浪記の影響があるような気がする(作者は麻雀放浪記を既読、という記述もある)。文章が偉そうじゃないのが好印象。
taka
著者のエッセイが面白かったので、他の本も読んでみた。様々な博打のルール集。「ピンからキリまで」の語源は花札から来ているのは知らなかった。
2018/12/12
ao-king
手本引き、オイチョカブなどルールは知ってはいたが、こうして詳しく解説されると面白そうに感じる。おそらく自分でじっさいに手を出すことはないだろうが…。特に手本引きは運がほとんど絡まない、親と子の心理の読みあいですべての勝負が決まる、世界でもほとんど類を見ないであろう博打。解説に力が入るのもうなづける。
2012/12/06
kokada_jnet
他に類書があまりない。気軽な仲間うちのでゲーム的なギャンブルの薦め。名著です。
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