人間の器量 (新潮新書 340)
人間の器量 (新潮新書 340) / 感想・レビュー
うりぼう
長谷川さんに貰う。私には難しかった。器量が大きいということが、よく判らない。並べた人物の器量をどう学べばいいのか。私は周五郎の作品の大ファンだが、著述の生活風景は、私には単なる偏屈としか思えない。どこが器量が大きいの?器量の大きさは、歴史上で成したことの偉大さで計られるものではないと思う。市井の中に尊敬する「でっかいな~」というオッサンはいくらでもいる。その人は別に立身出世も名誉も求めないが、そばにいるだけで、暖かいものが伝わる。終章での記述は、地道な努力を評価しているのであり、それでいいと思う。
2010/07/24
takaC
器が大きい者は、この読書が"人生を豊かにすることに役立ったかどうか"なんてことはきっと考えないのだろう。
2012/11/22
Willie the Wildcat
『器量』。主観的だが、数人は頭に思い浮かべることができる。やはり”人としての魅力”のような気がする。様々な経験が、その人となりの形成に繋がる。この経験を得ることと、人生の師・友、あるいは同等の人たちとの出会いが、この形成を育む。器量の「水平論」もイメージに合う。一方で、著者が戦争経験、階級に繋げる点には若干違和感。方法論は多々ある気がする。
2012/10/04
とく たま
誰しも名に覚えはあるくらいの歴史上の人物の逸話、武勇伝などを並べ如何な器かを自分かのごとく並べた。どうなのかな?今と比べるには無茶な気がするね。時代も文化も世界観もパワーバランスも違うわ😱ここにある器量を時代に合わせて修整する器量が欲しいね✨
2024/04/25
がっち
器量ってなに?今の日本人ってホントに小粒なの?確かに歴史の人物は偉大なことをやりとげ現世にのこるが、必ずしも今の日本人が小粒だとは私は感じない。過去を美化しすぎであり、未来に希望をもつべきだ。
2012/08/12
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