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日本一の秘書: サービスの達人たち (新潮新書 411)

日本一の秘書: サービスの達人たち (新潮新書 411)

日本一の秘書: サービスの達人たち (新潮新書 411)

作家
野地秩嘉
出版社
新潮社
発売日
2011-03-01
ISBN
9784106104114
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日本一の秘書: サービスの達人たち (新潮新書 411) / 感想・レビュー

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けんとまん1007

登場する7人。あくまで、自分の役目をしっかりと見据えた上で、それを、わざとらしくなく実行されているからこそ、達人といえるレベルに達したのだと思う。また、今がゴールではないということも共通している。そして、あえて極端な言い方をすると、黒子の精神があるのかなと思う。ごく当たり前のことを、当たり前以上のレベルで行うこと、これが難しい。こいう人たちがたくさんいたであるろう時代は昔の話。だからこそ、危機的な時代なのかもしれない。

2014/07/09

ユーユーテイン

「日本一の秘書」の章だけを読んだ。取材されているのは、有名なカレーのチェーン店の社長秘書の女性。一人で娘さん二人を育てながら、秘書検定1級を取得、ベストセクレタリーにも選ばれている。驚いたのは、その会社では、外部からの電話を受けたとき、相手の名前を聞き返してはいけない、と命じられていること。一見理不尽だが、彼女は工夫してその要求に応える。そんな彼女は、秘書に必要なのは、運だという。尊敬できる上司に恵まれる運だと。そして上司は、秘書の資質の一つは声だと言う。秘書が出る電話の声に、多くの人が魅了される、と。

2021/07/28

たくのみ

秘書だけでなく、四万人の顧客の顔を覚えているドアマン、似顔絵を描く県警のレンブラント、クリーニングの天才、博多の名物焼き鳥店の脱サラ社長、富山の売薬さん。さまざまな人生と生き方が見える。中でも面白かったのは、「なまはげ」から『超人ネイガー』を作った男たち。仕事と町おこしの両立、そして、「ショーより大切なのは握手会」という精神。正義の味方は、弱者のためのヒーローでなければならない。ローカルなネタと演出が持ち味、しかし「子供は手抜きに敏感」。手作りの着ぐるみとコスなのに、想いはだれにも負けていない。

2014/04/21

calaf

タイトルから秘書の話かと思っていたのですが、それ以外にドアマン、刑事、正義の味方、クリーニング屋、焼き鳥屋、薬売りと、様々な人々が登場します。え?正義の味方?そう、超神ネイガーというらしい... (笑) まぁ、どんな職業もサービス業。そしてそれを究めれば、誰でも達人になるらしい...究めるという所が難しい気はしますが (^_^;;;

2012/12/21

K K

とても面白かった。私も長く秘書やってますが、特にドアマン、秘書、クリーニング屋、天才的な警察の似顔絵師の話が良かった。勉強になりました。やはり一流は、皆腰が低く謙虚で笑顔が素敵なんですね。襟元を正したくなります。そして、人生の出会いは面白いですね。この本に出会えて良かった!

2016/04/25

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