間抜けの構造 (新潮新書)
間抜けの構造 (新潮新書) / 感想・レビュー
ミカママ
近ごろとみに目にするたけしさんの著作。にしても、新潮社ッスよ、新書ッスよ?開いてみれば、納得の内容。「マヌケ」だけじゃない「間」についての考察。たけしさんいわく「間」というのは日本独自の文化、ということだけれどどうなんだろう、としばし。終章で「人生の間」について語る彼に、真面目と本音を見る。つくづく頭のいい人なんだなぁと思う。彼の撮った映画作品も、また観直してみたい。
2019/08/23
海猫
序盤は実体験の間抜けエピソードと語り口の可笑しさに吹いた。後半は映画、日本人論などトーンがちょっと真面目になり読んでるこちらも真面目になってしまう。とりわけ北野監督の映画作品は独特の間合いや空気があるのであれがなぜ生まれるのか興味深かった。かといってとことん掘り下げるわけでもなく気楽に最後まで読め、なんとなく閉めて終わるのも気持ちがスーッとする。著者の実体験や知識の裏打ちあってこそ納得する内容だがそれが重みとなって語られず軽妙さを生み出しているのが良い。
2014/01/21
mitei
確かに著者の経歴を考えれば間が大事な職業ばかりだなと思った。漫才、映画監督・・・。
2013/11/30
らったった
著者の本をもっとたくさん読みたくなりました(^^)波乱万丈の人生を生き抜いたからこそ、芯のある言葉がたくさん!最近、本読んでるなぁと思います。
2014/06/22
mura_ユル活動
3ヶ月前に図書館に予約し、やっと手元に。どんなことを期待して予約をしたのか忘れた。間抜け、間が悪い、間に合う。様々な「間」について記載。電車で読み、前半部分、笑いがこらえられない。芸人は舞台以外でどう振舞うか。人から見られている。最近のテレビはテロップが多すぎて間がない。野球ラジオ解説では笑った。生まれてきた時代との相性が悪いと、それも「間」が悪い。アーティストと職人の違い。工芸品なのかアートなのか。人類の進化は一握りのアーティストが引張る。日本語の特徴から間が生まれたとも。結構まじめにまとめているかな。
2013/07/05
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