「ポスト宮崎駿」論 日本アニメの天才たち (新潮新書)
「ポスト宮崎駿」論 日本アニメの天才たち (新潮新書) / 感想・レビュー
bura
宮﨑駿を継ぐものは誰だ?この本が出版されたのが2017年12月、前年に公開された新海誠監督「君の名は。」が大ヒットし「千と千尋の神隠し」の興行収入308億円に次ぐ250億円を記録した。(2020年「鬼滅の刃」の404億円に抜かれる)著者はこの事象を切っ掛けに日本アニメの「これから」を担う監督達、細田守、庵野秀明、片渕須直、米林宏昌らを取り上げ熱く語っている。又京アニの社員制作スタイルや3Dの技術革新についても一考。読み終えてみれば誰がポスト駿の一番手かというより日本アニメの更なる可能性を讃えた一冊だった。
2022/10/17
しーふぉ
新海誠、細田守、庵野秀明などジブリ前後を絡ませながら書いている。庵野版ナウシカ続編見たいような見たくないような…高畑勲さんが亡くなり新たな人たちの時代になっていくのかな。
2019/08/12
タルシル📖ヨムノスキー
本書の刊行は2017年。この頃アニメ界はといえば宮崎駿が「風立ちぬ」を完成させて何度目かの引退宣言をした後、2016年には「君の名は」や「聲の形」、そして「この世界の片隅に」が公開されている。いまだに宮崎駿は新作を製作中とのことだが、タイトルにもあるように「ポスト宮崎駿」が誰になるのかは誰もが気になるところ。この本は日本のアニメ史を紐解きながら今後も活躍しそうなアニメ監督をピックアップしている。一番ページを割いているのが新海誠、そのほか押井守、庵野秀明、細田守など錚々たるメンバー。さて天下を取るのは誰か?
2023/05/06
calaf
宮崎駿ぐらいは名前を知っていたけど、彼の作品でさえほとんど見たことのない私。。。当然、詳細は全くついていけませんでした (大汗) でも、こんな状態で日本はアニメでの海外進出を目指しているのか...本当に?大丈夫なのか???という感じを受けました。。。
2018/06/10
HK
面白い。新書に似合わぬマニアックなアニメ評論。「宮崎駿」という巨人を軸に歴史意識をもったアニメ映画語りがすばらしくクリアかつシャープ、よく整理され読みやすいのと同時にうなずかされる鋭い洞察も随所におりこまれている。
2018/03/13
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