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「毒親」の正体 ――精神科医の診察室から ((新潮新書))

「毒親」の正体 ――精神科医の診察室から ((新潮新書))

「毒親」の正体 ――精神科医の診察室から ((新潮新書))

作家
水島広子
出版社
新潮社
発売日
2018-03-15
ISBN
9784106107566
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「毒親」の正体 ――精神科医の診察室から ((新潮新書)) / 感想・レビュー

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キムチ

筆者の口調は好き嫌いが解れると思う。おもねるような口調ではなく、きっぱりとした医師の言葉。しかし、「毒親」に関する本としては良書だと感じた。何度も 「順を追って読むように」とコメントがあり、それに従っていくとこの本の真意を受け止める事が出来 納得して着地に至る。毒親だけでなく毒姉毒兄がいるだろうし、毒親類がてんこ盛りにいたかつての時代。時は流れてもその類は永久不滅。要は「過去の痛みを客観的に見つめ、一歩踏み出そう」・・そしてその生き辛さを支援する人が多々いる事を知ろうですね。エンパワメント・・好きな言葉

2019/12/25

Shoji

「毒親」だとか「アダルトチルドレン」と言った単語をしばしば耳にします。「毒親」って何だ?、素朴な疑問。そこで、この本を手にしました。とてもナーバスでデリケートな問題だと思った。子の立場であれ、親の立場であれ、当事者は大変なご苦労をされており、私のような第三者は軽はずみな言動は慎まなくてはならないと思った。私にも子どもがいます。すでに成人しています。果たして親としての私はどうなのだろう。考えさせられる一冊でした。

2019/11/30

ネギっ子gen

著者は対人関係療法の第一人者。「あとがき」にて<「虐待」を「助けを求めている」と言い換える動きがあります。「毒親」になってしまう人は、それだけ助けが必要な人、と言えます。「毒」と切り捨ててしまうのではなく、より余裕のある人が支えられる、あるいは同じような立場の人たちが支え合えるコミュニティが作られることを願っています。よりオープンな子育てが、「毒親」に苦しむ子も、「毒親」と呼ばれて苦しむ親も、減らすと信じて>書かれた新書。【注目】「毒親」との関係を癒すためには、①<「自分は悪くなかった」と認める>。⇒

2020/03/16

Anj

いつも流し読みしてしまう水島広子さんの本。今回はじっくり読めた。何冊か読んだ「毒親」関連の中で、一番自分にはしっくりきたかなぁ。 毒親のタイプを4種類に分けていてその中で発達障害タイプについては知らないことばかり。得るものが多かった。このタイプの親がいると知っているだけでも、自分を責めなくてもすむ人がいるんじゃないかなと思った。この手の本が辛くて(あるいは怒りがわいてきて)読めないという人にも細やかな配慮されていて、著者の人柄がうかがえます。患者に寄り添った丁寧な診察をされるんだろうなぁ。

2019/03/13

小鈴

メモ。ASDの親の特徴。①心の理論の欠如。②横のつながりの欠如。一つのことを縦に追及することはできても横に関連付け把握できない。バランスを欠いている。「『確固たる自我』というものは持っていないことも一つの特徴」。「変化球にはとりあえず反論する、という特徴が出てしまい、「そんなことない」「気にしすぎ」など、相手を否定するようなことを言ってしまう」。「どうしても「情が薄い(「ない」わけではないところがポイントです)」ので、その妻は愛されている感じを持つことができません」。

2021/03/23

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