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ヒトの壁 (新潮新書)

ヒトの壁 (新潮新書)

ヒトの壁 (新潮新書)

作家
養老孟司
出版社
新潮社
発売日
2021-12-17
ISBN
9784106109331
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ヒトの壁 (新潮新書) / 感想・レビュー

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ふう

わかりやすい文章ですが、内容までわかりやすいかというと半々というところでしょうか。わかったような気もするのですが、本質のところまではたどり着けていないかもしれません。これが結論、これが答えと断定できないことがたくさんあって、だからこそ「壁」なのかもしれません。「折り合いをつける」という言葉が度々出てきます。仏様のように穏やかな表情の作者ですが、どうかと思う言葉も使われていて、正直で理論的な学者なんだなと改めて感じました。まると出会えて、まるも幸せ。作者も幸せ。

2021/12/23

とも

オーディオブック 何冊か壁シリーズ読んだので、似たようなお話もあった。 自然に存在する生き物はなるようになった、解答集。 なるようにしかならないのかもね。自然に帰って虫取りするのはいいかもです。

2022/12/24

ムーミン

自然に任せるところ、じっくり考えてみること、どちらも大切だけど、頭でっかちに傾いていた自分を意識する機会になりました。

2022/05/04

スカラベ

養老先生の壁シリーズ最新刊。今までの壁本と比べると、持論を述べるトーンはやや穏やか。しかし、語られる洞察はすべてが腑に落ち、様々な気付きを与えてくれる。ヒトは個人の存在が薄れゆく現代で果たして「生きる」ことを実感できているのか。近年は若年層の自殺が多い。居心地のいい「場」をつくることが重要で、居心地が悪いと感じたら立ち去ることというがそういうわけにもいかない。それができないとストレスを抱えてしまうのは確か。ひとつの救いはアートや音楽などの文化が癒しとなるというのは納得。早く規制のない世の中に戻ってほしい。

2022/02/05

キナコ

初著者。様々な視点からのヒトとしての考え、価値観は何かを語っている。年上の人とこういった話しはしないからこそ興味がわいた一冊。ヒトという生き物の適応能力の高さが分かる。特に考えさせられたのが安楽死の話。誰のための選択肢なのかを考えると、安楽死も一つだよなぁ…日本文化も踏まえての考察なため、読んでいて流されるままではなく、自分で考えることの重要性が問われていると思った。

2024/04/15

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