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プリズン・ドクター (新潮新書)

プリズン・ドクター (新潮新書)

プリズン・ドクター (新潮新書)

作家
おおたわ史絵
出版社
新潮社
発売日
2022-11-17
ISBN
9784106109751
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プリズン・ドクター (新潮新書) / 感想・レビュー

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ma-bo

TVのコメンテーター等で芸能活動もされている医師おおたわ史絵さんは、2018年頃から刑務所内の受刑者への医療(矯正局医師というらしい)を行っている。語りかけるような文章で、分かりやすく読みやすかった。医師の目線での刑務所だからこその特別な事(刑務所あるある的な内容)を軽妙なタッチで描かれている内容と、現場での問題点・受刑者の実情等シリアスな内容もあり勉強になりました。

2023/02/01

mike

おおたわさんはプリズンドクターとして5年間勤務している。私達は絶対に見ることが出来ない塀の中の診察室の風景。そこで彼女が見た様々な受刑者の姿と国が考えるべき診療体制等どれをとっても興味深かった。何故税金を使ってまで罪人を助けるのか?私もかねがね感じてきた疑問。それは、刑務所は罪人を懲らしめる所でなくしっかり働いて罪を償うところだからだ。だから健康で働けるように管理しなくてはならない。なるほど納得。(コロナ禍の感染防護服も数多く作られたとは驚き。)前向きで真っ直ぐな考え方、とても尊敬できる人だ。

2024/12/02

あらたん

一般人が目にしない塀の中の面々を医療官の目からわかりやすく教えてくれた。ところどころクスリと笑える表現もあってあっという間に読めてしまった。著者はとても優しい人なんだろうなと思う。 笑いの健康体操にはとても興味が湧いた。

2024/07/07

ぱるる

とても興味深い内容でした。テレビなどでも活躍されている著者は紆余曲折を経て今は刑務所のドクターをされている。依存症の母親に苦しめられたことに起因しているのかもしれない。犯罪者のいろいろな事例をもとにそうなるにはどうしようもない訳があることを教えてくれている。色々な救済システムからこぼれ落ちてブラックホールに落ちてしまった人々なのだ。社会のシステムを変えるのは並大抵のことではないかもしれないけど少しでも多くの人がこの事実を知り、社会のシステムが少しでもいい方向に向かえばいいな思う。

2023/02/28

GAKU

一時コメンテーター等でTVでもよく拝見していた、おおたわ先生。5年ほど前から法務省矯正局医師(プリズンドクター)に就かれていた事は、全く知りませんでした。プリズンドクターになる経緯から、塀の中の診察室での色々なエピソードを面白おかしく読むことが出来ました。また随所に囚人でも分け隔てなく、医師として愛情を持って治療にあたっているおおたわ先生に、非常に好感を持ちました。

2023/04/28

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