日本永代蔵 新潮日本古典集成 第9回
日本永代蔵 新潮日本古典集成 第9回 / 感想・レビュー
いりあ
大学の教科書として使用していました。歴史の教科書で元禄文化のところで登場する井原西鶴作の浮世草子です。仮名草子「長者教」になぞらえ、町民の生活を描いています。そのため副題に「大福新長者教」とあります。本書はページ下段に原文、上段に注釈があり、読みやすくまとまっています。このシリーズは色々と古典が発表されているので、チャレンジしてみてはいかがでしょう。
2018/01/29
コカブ
先行して世に出ていた仮名草子「長者教」の後を追う形で執筆したものらしい。巻一「昔は掛算今は当座銀」で三井の現金掛け値なしの売り方が扱われているほか、巻二「舟人馬かた鐙屋の庭」の鐙屋は、現在でも酒田市に建物が現存している。これ以外にも、鐙屋は建物があることは知っていたのだが、三井に並び称されるほどの商家だとは思わなかった。その点に驚いた。他は、やや虚構じみたものもあり、どこまで実際の話をモデルにしたものか判断が付かなかった。商家の破産もいくつか書かれていたように、この後で破産した家もあったのだろう。
2017/08/27
Shoji
ヘトヘトになった
2014/09/28
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